お正月。
僕が子供の頃は、
親や祖父母が用意しておいてくれた
新しい着物や下着でお墓参りし、初詣に行くことで新年が始まりました。
お正月気分に浸れた、懐かしい我が家の習慣の1つでした。
中学生になってから、着物より洋服に興味を持ち始め、ジャケットに代わりました。
こんな習慣を友人に聞いても「知らない」と言われました。
でも調べてみると、着衣始(きそはじめ)と云って確かに存在するようです。
年末になると、歳神様(ご先祖の霊)と共に新しい年を迎えるために、歳神様を迎える準備(門松など)をします。
昔、着物が普段着の頃、気持ちも新たに着物を新調し、新年を迎えた習慣があったそうです。
祖父母も、親からその習慣を受け継いできたような事を話してくれた気がします。
まぁ、早い話が縁起担ぎでしょうけど、こういう昔から伝わる習慣って、
温かい気持ちになりますし、受け継いでいきたいものです。
皆さんは、どんなお洋服で気分を新にされましたか?
マッセアトゥーラでも、何名かのお客様から、そのようなお洋服のオーダーを頂きました。
今年はもっとたくさんのお客さまから、そんなオーダーを頂けるように、
もっともっと、皆さまから望まれるテーラーとなれるよう、
本日から、気持ちも新たに始動いたします。
本年も宜しくお願い致します!