いい感じで、ゆるく縫えます。
本体はアイアン製で、メカメカしい独創的なスタイルが最高です!
時を経たアイアン素材独特の、存在感ある佇まい。
昔の物って、シンプルで壊れません。
壊れても直ぐに直せます。
マッセアトゥーラの洋服も、そんな洋服であり続けたいです。
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15年ほど前に購入されたジルサンダーのコートをベースに、
Hさんのご希望のサイズ感、ディーテールを調整してコートを作っています。
2度目の仮縫も終わって、作業はどんどん進んでいて、ここまでくれば完成までの道程も6割完了。
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ジルサンダーのコートは接着芯すら使わずに、テロンテロンな雰囲気なのですが、
もう少しシッカリした感じをご希望され、へニャヘニャの?スティレラティーノの芯の使い方を真似て(笑、
こちらも手で作らせて頂き、へニャヘニャな中にもペランペランな感じにならないようにします!
Hさん、難しいご注文ですが、その方が、こちらも燃えます!(萌えます?笑)
ペランペランとか、、擬態語ばかりでごめんなさい(汗。
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ポケットにも、暖かいように表地(ALLカシミア)を使います。
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縁も、綺麗にかがっておきます。
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ここだけは譲れないとおっしゃる特徴的な部分、スクウェアネック。
ただし、襟の大きさや角度、それに微妙な部分は打ち合わせの上、変更しています。
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どうですか?
この画像を見て気付きますか?
もし気付かれた方は、オーダーの世界に是非どうぞ(笑。
是非、この空気感の違いを感じて下さい(笑!
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Hさん、あと10日程で完成する予定です。
もうしばらくお時間下さいね、、
楽しみです!!
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Tさんの3ピースのベストの芯を作っています。
今回の『サヴィルローヤーンカウント』の生地を、Tさんのお好みに仕立て上げる為に、
出来芯(既製芯)は用いず、柔らかい芯を最初から作る事にしました。


後ろ身頃は完成しています。
パンツは完成していますので、あとは上着の袖を付けて完成です。





芯を白湯(さゆ)にひと晩浸して、脱水せず、そのまま自然乾燥させています。
ビルの中で空調が効いているので、意外に早く乾きます(笑。
この芯は、Sさんの『英国調コート』に使う物です。


こちらの芯は、Hさんのスーツに使うもので、
今回は、結納返しになるスーツという事で、あまりペラペラしたものではなく、
柔らかい中にも、少しシッカリした物作りをしたいとの事で、それも考えて芯材を組み合わせています。


Tさんの肩パッドです。
本バス毛芯(馬の尻尾の毛)をベースにして、
不織布、それに一部、Tさんの骨格に合わせて綿を盛って作っています。


Nさんのレディースコート。
雑誌の切抜きをお持ちになられて、
この部分をこうアレンジして、こんなイメージで!
Nさんは、今までマッセアトゥーラで何度かフルオーダーで
コートやお洋服をお作り頂いてますので、要領をつかまれ、手慣れたものです(笑。


ここに登場した、お客様の4つの芯たちは、
これから末永く、皆さんのお洋服の中で頑張ってくれる事でしょう。
お洋服にとって、彼らのチカラがなければ、テーラード仕立の洋服は成立しませんから!




Tさんに意匠線をご確認頂くため、2度目の仮縫いをさせて頂きました。
更に、もう少し調整して、ご希望のラインにもっていきます。