Oさんの、カチョッポリの生地を使ったこのコート、

8月初旬にご注文頂き、諸事情によって今までかかりましたが、

極太ストライプに、バストポケットのない超個性的なコートに仕上がりました。







採寸の難しいコート、でも、、

今までのスーツで肩・胸周りが安定しているから、

仮縫いなしでも、ここまで綺麗にシェイプする事ができました。






Jさんのスーツ、綺麗です。

袖が若干太いかな?と気にされてましたが、

一旦このまま着て頂いて、気になるようでしたら、後日。

それにしてもこのシャークスキン、Jさんの雰囲気に良く似合っておられました。

次回のオーダーの際には、ボタン位置、襟巾、ゴージ位置、

気になられている袖の太さ(上腕~肘、そして袖口とのバランス)なんかに注意をして、

可能な限り、調整をしましょう。

最終、それで気に入ったモノになれば、

このスーツも、それからでもお修理で直せますから♪












I さんの結婚パーティー(披露宴)用のディレクターズです。

タキシードの話や、昼間の礼装の最高峰であるモーニングについて、、

色々な要素や可能性をお話した中で、

後々使い勝手が良さそうだからと、ディレクターズに決定!



といっても、そこは元アパレルの洒落物I さん、、

ファンシーな感じでまとめられます♪



詳しくは、後日、I さんから直接のご報告を待ちましょう!!(笑)

I さん、、楽しみにしてますね。







※シャツの襟、、変ですが、今日はイメージだけつかもうと、

レギュラーカラーを無理に立ててます。(笑)

フラッシュを無理やり押さえた僕の指も、、立ってますよね~(爆)






Aさんのイメージをどこまでカタチに出来るか、、

今回のイメージは、今年最も難しかったものの1つでした。

どう難しかったか、、書き上げると沢山ありすぎて、これまた書く事すら難しい。(苦笑)







持って来て頂いたスーツが、某セレクトショップのクラシコ系スーツと、

グラマラスとは対極にある、中性的な匂いのするアニエスベーのスーツでした。



結局色々と会話を進める中で、

アーティスティックな雰囲気をお好みのようで、

今回のスーツになったわけですが、どこまでAさんのイメージに近づけたのか、、



かなりのボックスシルエットに、丈も短め。

フロントのカーブも、かなり大き目の、真円に近いカーブを描いてます。

Aラインまではいきませんが、それでも、かなり中性的、、

胸ポケットもバルカ型ではなく、スクエアな箱型。

そしてこの3ボタンは上2個を留めるスタイルにしてあります。

襟のカーブも、下のほうは、少しふくらし気味にしてスパイスを加えています。

胸のダーツも無くそうと思ったのですが、

限りなく絞らずに、入れるだけ入れとこう!的な分量です。



アーティスティックな佇まいに仕上がったと思うのですが、如何でしょう?






いつも個性的なスーツをご注文下さるFさんの今回の生地、

ご注文頂く前に、「出来上がったら、かなり派手ですよ!」とお伝えしていたのですが、

どうやら想像を遥かに超えていたようで、

「どう?かなりヤバイかなぁ、、」とご心配のご様子。







いえいえ大丈夫です!

このスーツは〝意気〟で着て下さい!!

気後れしたら、、その時点でアウトですよ!胸を張って〝粋〟に着て下さいね。



祇園の街でお会いする事を楽しみにしております!!(笑)

って、Fさんも僕も縁遠い?ですね。(苦笑)



ウエスト周りも帯巾を広く、ボタンも2個です。

股上が浅いので、ウエスト周りが余計にスッキリと見えます。





そしてベルトループなしのサイドアジャスタ仕様なので、ほんとスッキリしてます。





袖のボタンはFさんご定番の5個ボタンフレア袖です。





あ~、また特殊なスーツを紹介してしまいました。

Fさん、あまり僕を楽しませて下さるの、、止めて下さいね。(笑)






昨夜のアクシデントの痛みで、生地を持ち上げる事が出来ず、

お2人に勝手に生地を見て頂きながら、こちらはいい気に写真をハイ!パチリ。

ご協力、どうもありがとうございます。(笑)





画像は、そのBさんとOさんから頂いたお土産、

アイラのシングルモルトです。(高価なラガブーリンの16年もの!)

これは、いい感じで〝臭っさ~〟かったですよ。(笑)

Bさん、Oさん、いつもいつも本当にお心遣い、ありがとうございます。



今回のお2人の生地、インパクトのある生地ですので、出来上がりが楽しみです。

日本に2反しか入ってないマニアックな生地と、

もう1着は、赤とも茶とも紫とも何とも例えようのない英ヴィンテージです。

出来上がったら、これも是非!ネタにさせて下さいね♪



それでは1週間後の週末は、例の場所で!

いつも遠い所わざわざお越し頂き、ありがとうございます。






10ヵ月前、昨年の12月に、「メンズティノラスを彷彿とさせるスーツを!」

そうご希望されてご来店頂いたMさんですが、

今回の5着目にして、かなり満足のゆく仕上がりとなりました。



最初、膝巾24.5cm、裾巾27.0cmだったパンツも、

実際に穿いていかれる中で、微調整を繰り返し、さらなるパンチを求めた結果、

今回は膝巾22.0cm、裾巾28.0cmとなり、

「今後このサイズでお願いします。」とご満足頂けたようです。

そして今までのパンツも、「今回のサイズに修正しますか?」とお伝えした次第です。(笑)



パンツに合わせて、ジャケットの方も、この最終形?では、

かなりパンチが効いていますので、ご覧下さい!



ウエストポケットはポール・スミス流!?

マッセアトゥーラの開店当初、

今から7年ほど前に、何度かやらせて頂いた仕様ですね。





袖の5個ボタンはグッチ流。

ん?確かリヴゴーシュ(サンローラン)も5個だったと思います。

そして、強烈な袖のフレアカットは、もちろんMさん流。

Mさん→施主のMさんと、MasseのMです。(笑)

ついでに、メ(M)タリッキーなボタン、、これもM流ですね。(爆)





見て下さい、このシルエット!





正面から見ると、もっとパンチあるシルエット!





ウエスト76cmと、スリムなMさんですが、

これくらい、ワイドな裾巾です。

かぶら(Wの折り返し)巾も、パンチが効いていますね♪

他の仕様も、かなりこだわりが、、さぁ~どれだけ探せますか!?(笑)





シルエットばかりでなく、

Mさん特注のポケット類も、かなりパンチが効いていて、

ほとんど全てのポケットが特注です。

画像のポケットはその1つで、大きさの指定ばかりか、鍵を引っ掛けるループ付きです。





そして、Mさんの後にご来店下さったYさんからご注文頂いたスーツは、

パンチはないものの、とてもエレガントで無駄のないシルエットのスーツでした。

本当は、そんなスーツの方が多いのですが、

ついつい、こういったパンチに、、僕も弱いもので、、(笑)

これからは意識的に、そちらのスーツも紹介させて頂きますね。(苦笑)






個性的な〝エグミ〟のある生地に黒蝶貝の釦。

このボタンは、よく使っています。





何かの画像でイタリアの国旗が入ったものをお持ちになられたHさん。

「俺は日本男児だから!」との事で日の丸に。(笑)





実際の刺繍を入れる前に、

サンプルを作って、調整しています。

右のサンプルでは枠やイニシャルの色が黒ですが、

左では濃紺に変更し、ネームのレイアウトや大きさも変更しています。

画像では伝わりにくいですが、こんな微妙な事が見た目を大きく変えることが分かります。





次のシャツは、ご自身のオリジナルボタンを作成され、

いつも袖口には、このボタンが鎮座します。

ご自身の〝M〟というイニシャル。





お客様のリクエストで、楽しませて頂いてます♪

みなさん、これからも楽しいリクエスト、お待ちしています。






開店以来、毎シーズン1着ずつオーダーを頂くIさん。

型紙も安定しているので、最近はずっと生地選びだけを楽しんで下さってます。



ところが今回は体型の変化が、、

ウエストで6cm、バストで3cmのサイズアップ!

ご結婚されたから、幸せ太りですね♪

そこで僕からのご提案は、

着心地を左右する部分はサイズアップしますが、

シルエットバランスに影響する部分は、それをキープするために我慢してもらう。

その間に痩せる努力をして下さいね。(笑)



でないと、太られた分だけそのまま合わせてしまうと、

見た目にも太って見えてしまいますし、

同じようなケースを振り返ると、

大きくしたスーツに合わせて、体まで更に大きくなられる傾向が、、

それは健康にも良くないですからと、お伝えしました。

皆さんなら、どちらを選ばれますか?(笑)



※Iさん、勝手にネタにしてごめんなさい、、

それと、今日は長らくお待ち頂いて、ごめんなさい。

そしてismismさん、最後バタバタして申し訳ありませんでした。






ナポリのカチョッポリから届いた生地で仕立てたOさんのシャツです。

今回の型紙の修正ポイントは、

カフスのカーブを、前回より微妙に緩く見えるように5mmだけ内側にカットし、

首元から次のボタンまでの間隔を7.5cm→8.5cmに修正しています。

また、バスト全体の寸法は変わらないものの(98cm)、

ジムで鍛えられて胸筋がついたので、前後バランスを変えました。

それにしても、襟方やカフス型など、かなりのバリエーションになっています。