今日お、、客様が帰られた後、

フィレンツェ在住の若きマエストロM君が来てくれて、

近所のカフェで、明るいうちからBeer飲んでました、ごめんなさい。

でも最高に幸せですね、そんなBeer。(笑)



という事で、イタリア国鉄の車内に置かれている紙袋です。

毎回?大量に持って帰ってきては、お渡しの際に使ったりしてます。

ん?これって、もしかして犯罪か!?(笑)







流石、、イタリアです。

そんな紙袋でも、これほど洒落てます。

袋の大きさ、文字の大きさ・フォントや色使い、、

それら全体のバランスが最高に絡み合って、取っ手の太さがこれまた最高!



ちなみに、「綺麗にされた電車は、より美しい!」って書かれています。

要するに何が言いたいのか、、

そもそも美しい電車が掃除されて、余計に綺麗なんだ!です。



ちなみに、僕が今まで知っている紙袋で〝粋〟だなって思ったのは、

NYの百貨店、ブルーミングデイルズの紙袋です。

大きいサイズから順番に

・Big Brown Bag

・Medium Brown Bag

・Small Brown Bag



と、Blooming Dales のフォントで、茶色のクラフト紙を使って

作られた紙袋に印刷されています。

画像は後日!






今日は、今シーズン最高の受注数でした。

といっても1日で5着。

そもそも、ご新規だと採寸だけで、その日は2着の受注が限界ですから、

この数字は、、そうです!型紙の安定したリピーターの方が、

お2人で叩き出して下さった数字なのです♪

ほんとうにありがとうございました!

ということで、全部、今夜中に仕上げてしまいます。










今日も、ご新規の方から

クチュールの違いについてご質問を頂きました。

メールでも、同じご質問を頂きました。



どのラインも、ラインを描くのは僕ですから、シルエットは同じようなも。

あとは、職人さんの手の違いです、とお伝えしています。

※プレタクチュールはラインに限界があります。



違いについては省略し過ぎな表現ですが、次のようなポイントが上げられます。

1)軽くて柔らかな着心地。

2)見た目に柔らかなイメージな仕立て上り。

  機械縫いがフラットなイメージなら、手縫いは丸いイメージ。

3)長年着ていただくと差は一目瞭然、味わい深くなる。

  

慣れていないと、パッと見は同じような感じですが、

体がその着心地を覚えたり、目が慣れてしまうと、全くの別物に感じられるほどです。

しかし現実的には、こだわり具合と、最後は懐具合ですね。(苦笑)



ご不明な点は、納得のゆくまでご相談下さいませ。

言葉で説明するのって、なかなか難しいです。






ここ数日、残暑が厳しいですが、

いよいよ本格的にシーズン・インの気配です。

ご来店の際には、お早目のご予約を頂けますと、助かります。



今日ご注文のあった数点の生地、、

カチョッポリのカラフルなシャツ地にホーランド&シェリーの綺麗なジャケット。

華やか、春物シーズン・インの気配みたいですね。(笑)










昨日に引き続き、イタリア紀行です!

【2007年1月12日】



珍しく?少し二日酔い気味の体を引きずって、ミラノ・チェントラーレに。

といっても、ホテルから僅か2分ですけどね。(笑)





隣のフォームには、落書きだらけの電車が、、

これは良く見る光景です。





ミラノから普通列車で1時間30分程度でベルガモに着く。

途中、高校生達がドッサリ乗ってきたりと、ローカルな気分を満喫した。

やはりその国を感じるには、ローカル列車に限る。



駅前から、バスでベルガモの旧市街(チッタ・アルタ)に向かう。

山の上に見えるのが、別世界の旧市街です。





同じバスに乗っていた紳士。

もう1人いらしたが、写真は断られた。

こちらの紳士も、オッケーくれたものの、恥ずかしいみたい。

色合わせ、イタリア人が好きなオール緑のコーディネートが最高!!

ホント、ご高齢の方ほど、お洒落なイタリア♪





ここからフニコラーレ(ケーブルカー)に乗って、旧市街を目指す。





いきなり中世に迷い込んだ雰囲気に変わる。

なのに、人々の普通の生活がある。

ここはテーマパークではなく、中世から脈々と続く生活の場。





子供たちがサッカーをしている。





女性も、みんなお洒落。

ミラノから近いからなのか、この地が高級住宅街なのか、

みんな洗練された雰囲気を持っている。





何もかも、石で作られた街。

やはり、ここが中世の城壁都市の名残。





フニコラーレの駅を降りて、ぶらぶらと上を目指していると、

見晴らしの良い場所に着いた。どうやら頂上だ。





綺麗な背中のラインです。

普通のオヤジが、普通に格好いいんです。

ってゆーか、こんな人、日本じゃあまり見かけないでしょ。

これまた、、グリーン系の色合わせが絶妙でした。





これ、どうやら凄いものらしいです。

ごめんなさい、、あまりルネッサンスに興味なし!?





取り敢えず、観光客らしく、、

これはマーブル(大理石)の象嵌ですが、

象嵌には興味があります、、写真だけは撮っておきました。(笑)





次は、いよいよ、、

英国&北アイルランド&スコットランド編です。






久々に、今年1月のイタリア紀行の更新です!

【2007年1月10~11日】



SMN駅からESスターに飛び乗り、フィレンツェを後にした。

ホント、毎回この〝飛び乗る〟って表現が似合うくらいバタバタ。(苦笑)



列車内でピッティを回って感じ取った事を書き留めたり、日記を書いたりしていると、

気がつくと、列車はミラノ・チェントラーレ駅に停まっていた。







今回のミラノの宿は、珍しく事前に予約しておいた。

チェントラーレの直ぐ目の前にあるホテル前には、列車の到着が遅れたこともあり、

既にsartino君が待っていてくれた。

チェクインだけ済ませて部屋に荷物を置いて、2人で直ぐ食事に。



南から、列車でこの国を北上してくると、

いやでもここミラノが、イタリアきっての大都市であると実感させられる。

豊かさと大都市の持つ雑多さ(喧騒ではない)が共存する。



何でも揃う便利さと、逆に騒々しさと、、

あるいは他人に干渉されない気楽さと、逆に冷たさとが入り混じる街。







ミラノコレクションからイメージされる華やかなイタリアは、確かにここにあるけど、

それは、この国の持つほんのひとかけらの部分であるって事実、

それは、この国に実際に来てみないと分からない。



到着日の翌日は、sartinoさんにもらった地図を見ながら、

路面電車や地下鉄を使って、ミラノ市内の附属屋さんや生地屋さんを見て回った。





ミラノだからと言っても、やはり現場は泥臭い。(笑)

全く英語なんて通じない、、ここは日本でも有名な附属屋さんなのに。





同じ泥臭い現場であっても、看板を見ると格好いい。

これは、日本人特有の〝横文字コンプレックス〟からくるものだと思う。(笑)





そしてまた夜は、sartino君とドゥウォモで待ち合わせ食事へ、、

流石はミラノ住民のsaritino君!

日本人観光客を見た事がないと云うトラットリアに連れて行ってもらった。

閑静な住宅街の一角に、地元の人たちで行列が出来ている。



今までイタリアで食べたイタリア料理は

日本で十分食べられるし、それどころか日本の方が美味しい。

でも、このお店は違った、、恐ろしいくらいに美味かった、、ヤバイ!!

お店のカードがあるので、ミラノに行かれる方は、ご連絡下さいね。

駄目ですか教えたら?saritino君、、



翌日も、予想した以上のスピードで目的先を回れた。

興味がそそられるものがなく、写真を殆んど撮ってなかった。

道行く人は飛びっきりお洒落なミラノだが、中々撮らせてもらう勇気もない。



そんな中、、唯だ2つ!

こちらはISAIAのショーウィンドゥです。

(一番下のボタンは留めたら駄目でしょ、捨てボタンですよ!)

(それとも、それこそコート感覚なのですか?)





そしてこちらは、確かBRIONIだった記憶が、、

いずれも脇の縦ポケットが、

今回、僕が着ていったバヴァを真似たコートに似ていたから。





今日は、取り止めもないミラノ日記でした。

でも、この画像だけは、、面白いでしょ、座蒲団3枚!(笑)










Yohji YAMAMOTOのヴィンテージデニムシリーズや

earnest sewnとのコラボレートで知られる大阪・堺市にあるマジックウォッシュ

いつも当ブログに書き込みを下さるparis在住のパタンナーtakashiさんが
この夏に一時帰国された際に、そこに連れてってもらいました。

大阪に住む僕がparis住むtakashiさんに、、何だか変な構図です。(笑)


takashiさんに頼んでいた、その時の画像を

parisから送ってきて下さったので紹介させて頂きます。


これはtakashiさんがparisで購入されたYOHJIのヴィンテージデニムです。
もちろん、マジックウォッシュとのコラボレートモデル。

takashiさん、初オーダーだったので、

お気に入りの落ち具合のパンツを持ってこられました。

これ、オーダーの基本ですね。

でないと、言葉だけではお互いのイメージは伝わりにくいですから、、





で、これはtakashiさんが今回選ばれたデニムです。

ワンウォッシュ状態ですから、実際に穿いてみて、脚がどの位置で曲がるか、、

安全ピンでマーキングされます。





他、どこにどんな加工をするのか、

細かな部分まで、詳細な打ち合わせが続きます。



そして、出来上がりです。







このマジックウォッシュ加工、、

持ち込みも受け付けて下さるそうです。



takashiさん、さらにここからtakashiさんの色に変わってゆくんですね。

次回お会いした時、どんな表情に変わっているか楽しみです♪





どうもありがとうございました!






英国製の赤いブロンプトンで颯爽と登場のmattさん。

15年近いお付き合いだそうで〝味〟出てます。





この〝味〟って出るものと出ないものがあるんですよね、不思議と。

mattさんと僕の意見は一致しました。

そこには必ずと言っていいポイントがあるんですよね。



mattさん、以前は芦屋で自分の好きな物を英国から買い集めて、

古着を中心としたお店をされていました。

日本の業者からの仕入れは一切してなかったそうです。

お店の内装も全てご自身で施工されていました。

もちろん、味が出るような施工方法で。

今は事情があって、閉められていますが、再開を楽しみにしています。





そんなmattさんが着てこられてフレンチラコ(フランス製ラコステ)のポロシャツ、

今日、僕も同じポロを着てたんです。

僕のポロを持って頂いて記念写真を撮らせて頂きました。

mattさんは、恐らくブロンプトンに合わせられてたんですよね!?(笑)

フレンチラコって、着込んでった時の〝味〟が日本製とは全然違うんですよね~。

当時の日本製のラコステは、大沢商会さん製でポリ15%混。

この話、分かる人は画面の向こうでニッコリ顔されてると思います。(笑)

アイゾット製ファンも、周りにはいましたね~

ちなみに、今の日本製のラコポロはALLコットン製ですが、

恐らく、この当時のフランス製のような衿のクタッと感〝味〟は出ないと思います。





採寸に入る前に全く関係のない、こんなウダウダ話をしたり、

雑誌を見ながらワイワイやったり、、

まんざら無駄な話でもないと思うんですよね~



そんな中で話題に出た(といっても僕が勝手に出したのですが笑)

この『2nd』という雑誌なんですが、





僕が小学生~中学生の頃に読みまくった、

いわば、僕のバイブル的存在だった、当時の雑誌の面影があります。

mattさんも、「あの時、こんな本ばかり読みまくって自然に覚えたんですよね~」

「こんな雑誌に載ってる物って、ベストセラーとして完成されたものが多いから、

そんなモノの説明って事は、全てに通じる基本だったりするんですよね~」

なんて、、



今日はmattさんネタでした。

いつも、こんな事してるから、あっという間に時間が過ぎて、、

最後の最後にバタバタして、次のTさんにまでご迷惑をかけてしまいましたが、

Tさんとの話題も多いに盛り上がり、きっと素敵なスーツが出来ます!

いずれにせよ、、申し訳ありませんでした。(苦笑)

by【喋っテーラー、マッセアトゥーラ】






個性的な〝エグミ〟のある生地に黒蝶貝の釦。

このボタンは、よく使っています。





何かの画像でイタリアの国旗が入ったものをお持ちになられたHさん。

「俺は日本男児だから!」との事で日の丸に。(笑)





実際の刺繍を入れる前に、

サンプルを作って、調整しています。

右のサンプルでは枠やイニシャルの色が黒ですが、

左では濃紺に変更し、ネームのレイアウトや大きさも変更しています。

画像では伝わりにくいですが、こんな微妙な事が見た目を大きく変えることが分かります。





次のシャツは、ご自身のオリジナルボタンを作成され、

いつも袖口には、このボタンが鎮座します。

ご自身の〝M〟というイニシャル。





お客様のリクエストで、楽しませて頂いてます♪

みなさん、これからも楽しいリクエスト、お待ちしています。






今夜は閉店時間きっかりに店を閉め、

羅紗屋のBB君家族と一緒に、友人宅で鍋パーティー♪

友人の奥さんのご実家筋の酒蔵のお酒で、久々にヘロヘロです。

どの家庭も同い年位の子供がいるので、放ったらかしでも平気です。(笑)

Mさん、いつも美味しいお酒をありがとうございます!

今夜の鍋は最高に旨かったです!

家族で集まっても、最後は仕事の話題になってしまいました。

奥さん連中、ホント申し訳ありません。(苦笑)