20年以上前に買ったスニーカーです。

最近、昔の物を良く思える傾向が強くなってきました。

というか、長く使うという事に対して美徳を感じるようになってきました。

これって、、老化してきた証拠のような気もするのですが、どうなんでしょうね。(苦笑)





僕のキャンバススニーカー遍歴

・小学6年生:コンバースのオールスター

・中学3年生:コンバースのジャックパーセル

・高校1年生:ケッズのチャンピオンオックスフォード

・高校2年生:画像のスペルガ(1951~93年までピレリ傘下)



特にケッズのチャンピオンオックスは、

夏の麻ジャケット&麻パンツ+ポロシャツというスタイルには、

内羽根のプレーントゥと云う、シンプルでボリュームレスな雰囲気が最高です。



501の66モデルにサッカーのジャケットと云う、

もっとカジュアルな場合には、スペルガを合わせていました。



また、真冬のライトグレーフランネルに、

★ジャケットを合わせる場合は、スエードのレースアップシューズで、

☆ハリスツイード+501って外しの場合の足元は、ジャックパーセルでした♪

Gジャン(ウエスターナー)を合わせる時は、チャンピオンオックスフォードでしたね。



このように、全体のスタイルやテイストによって、

足元のコットンシューズも、その雰囲気(ボリューム)で履き替えます。



今朝、パンツプロジェクトの打合せが終わった後、店に戻る途中に見つけて買った新品です。

チャンピオンオックスフォードも並んでいたのですが、サイズ切れでした。

またまた、この手の元祖ローテクスニーカー、復活でしょうか!?








10年前のフライングドラゴンを手に入れました。

股上が深くとってあって、流行とは逆行するスタイルですが、

アメリカンテイストのTOPと合わせる時は、こっちの方がシックリきます。

WallaceBerryの2ボタンヘンリーネックシャツやチャンピオンのスウェットには外せません。





これは1本目のフライングドラゴンチノで

10年以上穿き続けたこの生地は、日本の東洋紡績が、

米国陸軍士官学校の制服の生地をモデルに開発した高密度チノです。

破れては継ぎ、破れては継ぎ、、新品と比べると全くの別物、履き心地も別物になりました。








今日はYさんの麻の3ピースの仮縫いでした。

左肩より、右肩が下がっていらっしゃるYさんですが、

見栄え(左右のバランス)を優先し、肩パッドで調整をするか、

着用感を優先して肩線の傾斜で調整をするか、バランスを考えます。

肩パッドを加えたり、肩線をいじってみたり、少しづつ方法を変えてゆきながら、

少し離れて客観的に見ると、ベストなバランスが見えてきます。



ジャケットはある程度、肩線が傾斜している方が艶っぽいと思うのですが、

やはりご本人の身長や体格、肩巾や首の長さなど、全体のバランスを考えないと。

この瞬間、僕のカンバスはお洋服を着られたお客様。って、ちょっと格好良過ぎますね。(爆)





上記のように、補正は当たり前のことで、

ベストの見え方や胸ポケットの配置、襟巾、ゴージの高さ、

ゴージラインのカーブのニュアンスなども、全体のバランスを確認する事が目的です。





パンツは、前股上と後股上の調整だけでお尻のラインが綺麗に納まり、

高い位置までスラッと脚が伸び、言う事なしでした。(笑)

いつものシルエットより、少しクラシックに。。








最近すっかり定着したクールビズですが、

そのせいか?楽しいシャツのご注文が多いですね。

洗い終わって、業務用の乾燥機を使って乾燥させた状態です。

どのシャツも色々なアイデアでご注文頂きましたので、出来上がれば改めて!








ナポリのHandMadeスーツのお直しのご依頼です。
東京のUさんは、ナポリMade、サヴィルロウMade、そして、
マッセMade(笑)、それぞれのテイストをTPOで使い分けておられます。

この前、スーツ上下1着の肩周りのフィッティングが、ほぼご希望通りになったと云う事で、
今回はこのナポリ製のスーツを、追加で3着お預かりしました。

実はもう1つ伏線がありまして、先月東京に伺った際に、
Uさんが、「来週、コスタンティーノに会うんです」と仰ったので、
僕も、「それなら、彼にも、このスーツを見てもらわれたらどうでしょうか?
色々なご意見を聞いた方が良いですよ。」とお伝えしていたところ、
コスタンティーノ氏と会われた(仮縫)直後、
Uさんからお電話を頂き、「コスタンティーノも同じ事を言ってました!」と、
ご連絡を頂き、今回の3着をお預かりするに至ったわけです。
Uさんは年に数回、ナポリ~ロンドンと周りながら、
常に注文、仮縫、そして納品を繰り返されている、何とも羨ましい方です。

出来れば、他のテーラーさんがプライドを込めて作られたスーツは、
僕が手を加えるべき事ではないと思うのですが、
皆さん諸事情おありになるようです。

確かに、フィッティングだけを見ると着辛そうですが、
それでも極上の着用感をもたらせてくれるのがナポリのジャケット、
驚くべき、『縫いのポテンシャル』です。
このジャケットがどこまで綺麗に納まるか、、
綺麗過ぎて味をなくしては本末転倒、破綻させるべき部分も必要です。


今日は日帰りで、横浜のOさんがお越し下さいました。

「これ、お客さんと飲んで下さい!」と、、お土産まで頂きました。

Distillers Edition のTALISKERで、結構珍しいらしく、初めて見ました。

口に入った時は濃厚でマイルドな味わいですが、

その後、スモーキーなタリスカーらしいスパイシーさが出てきます。

Oさん、いつも色々とありがとうございます。





今日はラメ入りストレッチ素材でスーツをご注文頂き、ふと見ると、

偶然と言えど、かなり似た色合いの財布を、、

それも、、カミーユフォルネの物で、

この革使い、最高です。



画像の色味巧く色が出ませんでした、、残念。




本格的な洗濯シーズンが、、やってまいりました。(笑)








宮城県のTさんからご注文を頂いた

矢沢永吉さん仕様の白スーツが出来上がりました。

今回はストレッチ素材なので、かなり激しい動きにも追従します。





9月19日(土)のロックンロールin東京ドームでは

SS席が取れたそうですね、凄いです! おめでとうございます!

サスペンダーして素肌にジャケット、、着用後は直ぐに水洗いに直行して下さいね。

今回のスーツ作りには色々とご協力下さいまして、ありがとうございました。

コンサート、奥様と思う存分、、楽しんできて下さいね~♪








ナポリの老舗『マリネッラ』と同様、上質な素材を使い、

ハンドメイドで作られるクラヴァッテリア、『E.G.CAPPELLのタイ』は、

セッテピエゲが有名で、1930年代に生まれ、40年代迄ブームが続いたそうです。



イタリアでも、これといった宣伝はされずに、

顧客の評判だけを頼りに、今日まで愛され続けています。

今回のネクタイも顧客と同じようにして、生地を選び、長さと巾を決め、

芯の厚さも決め、完全に僕好みで選んでオーダーしたタイが、、やっと届きました。





50オンスもある、英国製のデヴィッドエバンスを使って仕立てるネクタイは、

芯や縫製といった全てのバランスが高次元に成立し、緩まず、

しっかりしたノット(結び目)が持続されます。

カペッリは、元々薬剤師という異色の経歴を持ちます。

好きだからこそ、なんでしょうね、きっと。



ノットの緩みに悩まされている方は、

このタイはお勧めですよ。

・大剣:9.0cm

・長さ:143cm




普段はドルチェ&ガッバーナをこよなく愛されるYさんですが、

フォーマルなスーツを!との事で、ご注文下さいました。

何気ない会話からYさんのお好みを感じる事ができ、

お勧めした生地の、かなりエレガントな雰囲気を気に入ってもらえたようです。

洋服の話より、何気ない会話の方が、、

お好みが伝わってきますし、本当のお好みも見えてきます。



このガッバーナのシャツも、、とってもチャーミングで僕も好みです。

出来上がったジャケットを見て下さってます。





ほぼユトリのないサイジングですが、格好良いですね。

部分的に見ると合ってない所もあるのですが、

そこにこだわるよりも、まず全体のイメージが大切ですから。

サイズを合わせる事に執着するあまり、全体を見失っては本末転倒です。

洋服って、まずは、、全体の匂いが大切ですものね。





Yさん、ウイングカラーのシャツも、、もう暫くお待ち願います。

かなりビタビタに合わせますので、ドキドキです。(汗)