名刺を作るために、紙を見せてもらいました。
紙にも縦と横があり、縦方向がシッカリ、横方向は柔らかくて腰が弱いです。
マッセアトゥーラの印刷物を初め、色々とお願いしている平田印刷さんに話を聞くと、生地と似てる事が多く、
聞いていて、ワクワクしたので、今日あったその話を書きます。 
名刺の紙選び

生地の場合は、基本は縦方向に張りがあるのですが、
使う素材や織り方によって、あまりどちらがどうとは決まっておらず、
例えばモヘア混の場合だと、横方向にモヘア糸を使うので、横方向に張りが出てきます。
シルク混だと、シルクを経糸に使うので、落ち感(服が広がらずにストンと落ちる感じ)が出てきます。

話は、生地から紙に戻って(笑、
マッセアトゥーラの名刺のデザインは横長型ですので、
シッカリした印象になるよう、張りのある縦方向を横向きに使ってもらいます。

他にも面白かったのは、
今までと同じように印刷をすると、紙質によって
はっきりシャープに見えたり、少し滲んだような優しい感じに見えたりするので、
その辺りも気にして印刷をしないと、印象がガラッと変わります。

またまた洋服でも同じで、生地によって
着用感が変わったり、見え方も変わってくるので、
特にリピーターの方には、その辺りをしっかりお伝えした上で、
寸法を決めていきます。

今回は印刷業界との共通点でしたが、
他にも建築設計関係や、時には物理学の先生との共通点。
この仕事をしていて楽しいことは沢山あるのですが、こんな洋服以外の話も、
その中の1つで、色々な話題から、客観的に自分の仕事に置き換えて考えるのがとても楽しいです。

平田さん、色々とご説明頂き、勉強になりました。
お客様へに説明する時の、とてもいい勉強になりました!!
*この名刺は、僕のイメージを平田さんにカタチにしてもらいました。
 名刺って自分の分身で究極のオーダーだと思います。スタート時(1999年)と同じ、、
 ただ今回、同じ紙が廃盤になったので、今までと似た物を創ろうと、こんな話題になりました!!
 最初はどうしようかと思いましたが、結果的には、紙の廃盤に乾杯ですね(笑。