フォーマルコーナーにあるモーニングの堅さが好きじゃなく、
イタリアのB社やK社、V社も見に行かれ、マッセアトゥーラにお任せ頂くことに。

お好みのスタイルになるよう、
生地の選定、各仕様の打ち合わせも済んで、いよいよ裁断まできました。

お好みの造形になるよう生地はイタリア製を選定、

芯の組み合わせも、すべては柔らかなドレープが表現されるHさんご希望の完成形のために。




どこかに小鳥が飛んでます!


小鳥を見つけて、Mさんさん大喜びです♪(笑


脇のプリーツの中から今にも飛び出してきそうです。誰か気付くかな。。


もういちど探してみて下さい♪




フランチャコルタ ワインフェアが開催されます!
2年前の秋のフランチャコルタNIGHT!を思い出します(笑。
今回は、も~っと大規模に!「3部作」仕立てで、ハービス全体で行われます。

★飲食店タイアップMENU
開催日:8月1日(金)~31日(日)
会 場:ハービス(PLAZA&PLAZA ENT)内の飲食店
内 容:ハービス全体の飲食店がフランチャコルタワインに合うメニューを提供

★試飲会
開催日:8月3日(日)、7日(木)~10日(日)
時 間:いずれも11:00~20:00
会 場:インフォメーション前、及び円形広場

★ワインセミナー
開催日:8月16日(土)
時 間:15:30~17:00
会 場:エノテカ(PLAZA 2F)



ハウスクチュールの、スッキリしたスーツ。
ハウスクチュールはお客様のご希望で様々な雰囲気・匂いの洋服に仕立てさせて頂きますが、
Hさんのご希望は、スッキリ&シュパッとしたシルエットです。
とは云うものの、着込んだ時に生地に自然な皺が残るような作り方をしています。
これも、5年後10年後が楽しみなスーツです!




1枚毛芯+毛芯パッドで、柔らかく軽く。
ジャケットの存在自体からも柔らかさが伝わってきます。
Fさんらしい、スッキリ優しい雰囲気のジャケットに仕上がって大満足です。

もう1着、NAVYベースに12cm×10cm程の白いウインドゥぺーンのジャケットも
オーダー頂いたのですが、こちらは画像を撮り忘れました(汗。Fさん、次回また撮らせて下さいね。



今年の春先に完成したジャケットを着て、襟とカフの取替えでOさんがご来店下さいました。
手作り感とモード感を併せ持つ、独特のオーラをまとったジャケットです。
懲ったカッティング、かなり捻られクシャッとした長めの袖、
パッチポケットも、とても凝った作りです。

Oさんご希望の仕上がりのイメージになるよう、
手で洗って自然乾燥させ、様子を伺いつつ洗濯機で洗ったり、
タンブラー乾燥したり、また手で洗ったりを繰り返してイメージに近づけました。。

完成までの経緯は、こちらからご覧いただけます。
味わい深い、総手縫のジャケット。(2014年3月8日)



今はもう織られていない、
英国のリアブラウン&ダンスフォード(LBD)の
ロブテックス(ROBTEX)と云う銘柄のバーズアイ(19oz600g弱)
こういう生地、最近なかなか手に入りません。このROBTEXも既に廃盤になっています。


存在感のある生地が、芯の存在を忘れさせてくれるほど、
柔らかく、軽く仕立てさせて頂きます。


背中側も、いい表情です。
まさに「男は黙って背中で語る!」ですね(笑。
Nさん、夏真っ盛りですが、今から完成が愉しみなスーツですね。
でも本当の完成は、、Nさんが着込んで馴染ませて下さった5年後10年後だと思います。
普通に見えるこんな生地ほど、着て頂く方の積み重ねが差となって現れます。




お客さまのイメージをカタチにする。
出来るところと出来ないところを正直に伝える。
そしてイメージにズレが起きないように、質問攻めにします(笑。
場合によっては仮縫でイメージの再確認をして頂きます。

Aさんのイメージをビジュアルでお伝え頂きました。
マイケルタピア、ブリオーニ、ベルベスト、ボリオリ、、などなど。
全く異なる印象のブランドですが、どの画像にも共通するポイントをピックアップ。
その中から共通項の多い2枚の画像を選んで打ち合わせ!
1枚目の画像は『ベルベスト』です。


これらの画像から受けるイメージを、Aさんに言葉にして頂くと、
◎Vゾーンが適度な深さの2つボタン
◎不変的なデザイン(長年着ることができる)
◎ラペルの返りはフックラ、そしてふんわりしている
◎全てとは言いませんが、大体の人が見ても細過ぎず太過ぎず
ということで完成したのがこちらです。構築的ですが袖山は丸くナチュラルに。
全体のバランスを考えながら、フロントのカーブやディティールを、できるだけイメージに近づけました。
オーダーですから更に、それらを「Aさんに似合うように」調整しなくてはなりません(汗。


2枚目は『ボリオリ』のスーツ。構築的な雰囲気は多分HAMPTONでしょう。
頂いた画像が少しずつ違うので、全体から感じ取れる統一したイメージを汲み取ります。
それらを僕の言葉にしてAさんに投げかけ確認し、お互いのイメージをチューニングしていく作業をします。


良い物が出来れば幾らでも!じゃなく、
ご予算は、10~15万、出来れば13万台ということで
探してご提案させて頂いたものが、135,000円と155,000円でした。
135,000円の方はイタリア製の光沢のある綾織の生地で、オールシーズンタイプ。
155,000円の方は昔ながらの日本の黒で、低速織機で織った奥ゆかしい底艶のあるマットブラック。
結局Aさんがお選びになられたのは、155,000円の『日本の黒』です。(最近になって、僕も同じ生地を着ています)
*税別表示


こういうやり取りをしながら、終わった頃にいつも気付く事があります。
それは、ご希望されるスーツとご本人から受ける印象がピッタリ合っているってことです。
これは、僕が今まで15年、この仕事を通じて確信を持ったこと。
洋服作りにご協力頂きありがとうございました。
Aさん、長くご愛用頂けますように!


FIAT500が着ているもの、、
それはスコットランド発祥のクラシックな柄(笑。


こちらはOさんのスーツ。
クラシックで、僕も大好きな柄です。
スーツを誂え始めて、まだ10着そこそこの頃にオーダーしました。
会社に入って、2年目辺りだったと思います。


クラシックな柄なのに、当時の僕は、
黄のロイヤルオックスフォードに、エトロの黄ペイズリー柄のタイでした。
それを見たデザイナーのOさんが「エトロのスーツ?」って聞いてきたくらい、クラシックな柄なのに、
合わせ方次第でモダンにも変身するから、この柄は面白い(笑!

ホワイトデニムの上に、
ジャケットとして着て頂いても洒落てます!
アイテムやコーディネート次第で、
クラシックにもスタイリッシュにも使える万能柄ですね!!


最後に由来を簡単に、、
☆日本:千鳥格子(ちどりごうし)と呼び、
     千鳥が連なって飛んでいるように見える事が由来。
☆英国:ハウンド・トゥース(hound tooth)と呼び、
     hound=猟犬、tooth=歯で、「猟犬の牙」が名前の由来。
☆仏伊:両国ともピエ・ド・プール(pied-de-poule)と呼び、
     pied=雌鳥(めんどり)、poule=足で、「雌鳥の足」が名前の由来。
     大き目の千鳥柄は、別にPied-de-coq(ピエ・ド・コック:雄鶏の足)と呼びます。

色は白×黒が古典的で一般的な配色ですが、色の組み合わせや大きさはさまざまです。

また、元々はスコットランドの伝統的な柄で、
スコットランドの氏族をわかりやすく分類する役割があります。
タータンがハイランド地方の氏族を分類する柄なら、ハウンドトゥースはローランド地方。
200年前には、既に存在していたようです。

日本でも、千利休が好んで茶道具などに取り入れたようで、
茶道の世界では『千鳥格子』のことを『利休間道』(りきゅうかんとう)と呼ぶそうです。
ちなみに間道(かんとう)とは、
縞文様のある裂(布)の総称で、縦縞・横縞・格子縞があります。


Kさん、ありがとうございます!
果物入りは初めてです。全部食べた~い♪