今日初めてご来店下さったHさんから、
「仮縫いは付かないんですか?」と聞かれましたので、
ビスポクチュールラインでは付けていない旨をお伝えした上で、
逆に、「仮縫いをご希望ですか?」と尋ねました。
そうするとHさんは、「今まで仮縫いが普通だと思ってましたから。」と、、
仮縫いをご希望される場合は、お付けしていますが、
仮縫の満足感を得たい場合は別として、
体にフィットした綺麗なラインのスーツを仕立てる事だけを目的とするならば、
ビスポクチュールの採寸方法で、仮縫いの必要性を感じません。
マッセアトゥーラのお仕立ては、現在6ラインあるのですが、
今日は、下記の3ラインについてお伝えします。
①プレタクチュール・・補正範囲を限定した、イージオーダーレベルの採寸。
②ビスポクチュール・・ゲージ服を仮縫いに見立てたフルオーダーレベルの採寸。
③オートクチュール・・②の採寸方法に加えて、デザイン確認の為の仮縫いを付けた採寸。
こんな風に書くと、皆さまから、
「ゲージ服を使ったら、イージーやパターンオーダーと違うの?」
と云うご質問が出てくると予想されるのですが、
マッセアトゥーラのビスポクチュールライン以上で行なう補正のレベルは、
通常のCADシステムで動かせる範囲とは比べ物にならず、
そのフィッティングは、仮縫い付きのフルオーダー、もしくはそれ以上に匹敵します。
今までに何着も仮縫い付きフルオーダーを経験された方が、
「今までの仮縫いって何だったんですかねぇ~」とおっしゃる事がよくあるくらいです。
その代わり、マッセアトゥーラの採寸は
他店のフルオーダーの最初の採寸と仮縫いの合計時間よりも長いですよ♪(笑)
フィッティングレベルに関して、
これ以上、僕が何を言っても信憑性がないので、
どなたかが書き込んで下さる事を期待して、この続きは任せます♪(笑)
、、なかったりして。(苦笑)
最後に、③のオートクチュールの仮縫いについてもう少し詳しくお伝えすると、
例えばスペンサーハート風に、なんて云う場合、
ポケットをこれくらいの高さで、これくらいの角度を付けて、となります。
縫い上がってから、ポケットの角度なんて変えられないので、
そんな時は、オートクチュールラインの仮縫いで、デザインチェックをお勧めしています。
ナポリクチュールやハンドクチュールに関しては、またいずれ、、