このモヘアトニック素材は、恐らく50年代後半に織られた生地です。
Sさんは、今までにもドーメルのスーパーブリオなど、
ビンテージの良質モヘア素材を着ていただいておりましたが、
その中でもこの生地は別格、個性炸裂です。
張り感と光沢感、、上手く伝わっているでしょうか!?
そんれにしても、タイトです。
この4年間、多少のデザイン調整はあるものの、シルエットは不変です。
裏地も、英国製の個性的な物から遊ばれました。
素材が硬いので、袖付けをナポリ仕立てにして頂いた事で、
より一層、軽い着心地を提供できました。
着るほどに馴染む、ハードな素材だからこそ、着込んで馴染む、、
愛でながら手入れをし、良い表情になって欲しいですね。
まるで、男の顔の皺のような生地です。
また、ひと言に紺色といっても際限なく存在しますが、
ペッパーリーのこのビンテージ素材は赤みが差し、極めて色っぽいです。