WHAT IS “Director's Eye”?

「Director's Eye」とは、「個人」の魅力を引き出すスペシャリスト
Masse Atturaのスタイリング・ディレクターによるブログです。

人は誰でも「自分ってこんな人」と思うものです。
でも自分が思う自分は、他人から見てそう見えているでしょうか。
知り合った人にしばらく経ってから
「○○さんって、こんな人だったんだね!知らなかった」と言われた事ありませんか?
「えー、 そんな風に私の事見てたんだ、、(驚き&残念)」と思った経験のある人は
ファッションが原因かもしれません。

TPOに合わせて自分を思い通りに表現できる。
それがシブいオトナなのです。

あなたの着たい服をあなた色にディレクション致します。
ディレクターの大坂と一緒に創ってみませんか?

大坂です。

さて、「オーダースーツのできるまで」を追ってご紹介するブログその2です。
前回は反物をパーツ状態にしたところまでをご紹介しました。
次はいよいよ仮縫!「着せつけ」と呼ばれます。

あたりまえですが、、、
採寸してイメージを伝えるだけで、作業はどんどん進んじゃいます(笑)
あっという間に、「できたよ~、着せ付けするよ」と呼ばれ、こんな感じに「カタチ」になりました。


いかがですか?私は小柄なので、
ショートジャケットにしてスタイル美人に誤魔化すのが好みです。
こだわったのはスカートで、椅子に座ってお尻にシワができるのが嫌なので、
ふんわりとさせたスカートながら、後ろにプリーツは入れないで!とワガママを言いました。

さすが中山君!ふんわりしながら
後ろはプリーツなし且つギャザーじゃない!と満足しながら、もっとワガママ言っちゃいますよー。
(仮縫いの段階では、細かな補正を加えるチャンスなのです)

今回は肩が丸めのラインだったので、(イメージを伝えたときに着てたスーツの肩が丸かったのです)
肩を少しコンケーブ(上がり気味)してもらうことにしました。(即ハサミで肩のしつけを切るのでビックリしちゃいます)

さらにオーナー柳瀬さんからも、
あっちつままれ、こっちにピンを刺されながら(笑)補正が始まります。
さて、、どんな風にあがってくるか、楽しみです!!



大坂です。
皆さん、オーダースーツってどんな風に創られていくか、ご存知ですか?
既にオーダー御用達のお客様は、「知ってるよ!(ニヤリ)」だと思いますけれど、
「オーダーしてみたいけど、わからないから緊張するなぁ、、、」
と思ってらっしゃる方は、このブログシリーズを是非ご参考くださいね!

まず、生地を選びます。(あたりまえか、、笑)
今回は、このコットンソラーロ生地の裏がたまたま気に入った色だったので、
裏ですが、表地に使っちゃう事にしました!


採寸をして(私のスーツなので、サイズは中山君だけが知っている極秘事項です、、、)
イメージを伝えます。
で、ためらいもなくハサミを入れ、こんなパーツを創ります。

ここまできたら次は仮縫いの着せつけです、、、それはまた次回に!
皆さん、どんなのができるか楽しみにしてくださいね~!

大坂です。

以前、姉と旅行へ香港に行ったときに、「人は見かけが大切!」と痛感したエピソードがあります。


それは、、、旅の記念にとペニンシュラホテルのフレンチをフロントで予約して食事に行ったときです。
旅行するときはTPOに合わせて必ずかしこまった服を持っていく事にしていますので、
二人でおめかしをしてお店に入り、席に案内してもらいました。
おめかしした甲斐あって、高みにある良い席に案内してもらえました。

メニューをそれぞれに渡され、
さすがのペニンシュラ価格に緊張しながら眺めていました。

姉はというと
緊張は露ほどもなく楽しそうに選んでいます、、、
そう、私のメニューにだけ、価格が載っていたのです!

私はCAですし、海外慣れしていますので雰囲気的に年上に見えたのでしょうか(笑)
、、と自分を慰めてみました。

デキル男なら自分にだけ価格のあるメニューを渡されるくらいの雰囲気を醸し出して欲しいですね。
女性の方が旅行に行くことも多いですし慣れていることは多いでしょうけれど、
まさか、お連れの女性に連れてきてもらっている、、
なんて誤解されないように、くれぐれも気をつけて下さいっ(笑)



こんにちは。大坂です。

先日思いがけず友人から素敵なプレゼントが届きました!
折り畳みの傘です。しかもジャンプ式!!かわいい真っ赤な傘で、雨の日が楽しくなりそうです。


傘を眺めて思い出したのは、ロンドンや海外での雨の日の風景です。。。
日本では雨の日に傘をさしてない人を見かけると「可哀想に、忘れたんだな、、」と連想してしまうほど
傘が当たり前ですが、外国では傘の有り無しは半々くらいです。


よく不思議に感じていましたが、服飾文化背景を考えると、なるほどな、と合点がいきます。
例えば、天候がいつも不機嫌なイギリス紳士は傘を持っているイメージ、あんまりないですよね?
それはイギリス紳士が着ているスーツは目のガッチリ詰まったウールや脂分を含んだツイードだったり
雨を弾くような生地だからなのです。
傘を持たずにやせ我慢でかっこよくしているのではなく、へっちゃらだったんですね(笑)



大坂です。
素敵だなぁ、、、と感じる人って
「自分のスタイルを確立できている人」だと思いませんか?
ちょうどスーツをつくることにしたので、改めて「自分」を表現するディテールについて
パーツごとに紹介しますので、みなさんご参考にしてくださいね。

今回は「ショルダーライン」について、、、
肩のアウトラインを丸めにして作ってくれていたのですが、
仮縫い時に、あえて少し肩をコンケープ気味(上げ気味)にリクエストしました。
理由は、このスーツを着る場を考えて、自信ありげに見えるようにです。
「そんなことしなくても十分自信ありそうでしょっ!笑)」と聞こえてきそうですが、、、

人と話していて突っ込まれることが多い方は、
装いからコンケーブショルダーのジャケットで「自信あり」を表現することも一案です。
逆に、目上の方と話す機会が多い方はドロップショルダー気味のジャケットを選ばれると可愛がってもらえますよ。



大坂です。

人観察が趣味で、こっそりプロファイリングとして活用している
『オオサカの法則』を、シリーズでご紹介しましょう。

一、良いつくりの靴を履いている人は、、、お洒落!
  当然しっかりと磨きこまれています。

  昔から「足元を見る」と言われますが、本当だなぁとつくづく思うのです。
  で、大体その素敵な靴を履いている人は「カッコイイ」人と決まっています。
  そして話すと面白い、、、必ず女性受けします。

  先日も電車移動のとき、見るからに良い作りの靴を履いている乗客に目がとまりました。
  足元からじーっと視線を上に上げていくとシャツはオーダーの片鱗があり、
  時計は、ファッションに合ったちょっと味のある堅牢なものでした。
  ついでに顔立ちも好みのタイプ!
  女性も素敵な男性を鑑賞したいのです。(笑)

  こんな乗客ばかりなら電車移動もとっても楽しくなるのに~
  モテたい男性は良いつくりの靴を履いてみてはいかがでしょう?
  少なくともオオサカ受けはしますから!



大坂です。

8月目前。盛夏の暑い日が続いていますが、
そろそろ雑誌でも、秋の準備ネタが出てきました。

女性の肌の質感にもトレンドがあります。
最近まで、ツヤのある感じの質感がインでしたが、
どうもこの秋冬からは、すこしマットで、ふわっとした感じが流行りそうです。

マットでふわっとした質感と言えば、
マッセアトゥーラにもふわっとした厚手のコート生地見本が入りました。
いかにもあたたかそうで、、(当たり前ですが)色んな色目の生地を見ては創造を膨らませています。


コートというと無地が多い印象ですが、
柄物に初めてトライする方には「ヘリンボーン」がお勧めです。
チェックに比べて大人な感じですし、全体の縦のラインが強調されるので、スッキリした印象を演出できますよ。
ファッションでは、同系色を使って、色んな質感の違いを合わせるのがトレンドとして定着し、
スウェット地にいたっては、ジャケットと合わせて外着として確立されました。
私の父親世代には理解してもらえそうにありませんね。(笑)


シングルのチェスターコートにスウェットパンツ、
足元は、もちろんワークブーツで全体の重さバランスを合わせる。
かっこいいです!この秋冬にいかがですか?


大坂です。こんにちは!
ここ最近の私の欲しいもの、、それはキャリーバッグです。
デザインと使い勝手にこだわりがあって、なかなか気に入るのが見付かりません!

スーツを何着か持っていくときは、キャリーバッグ&ガーメントケースが便利です。
飛行機には、ファーストクラスやビジネスクラスのお客様専用のハンガー収納があるのですが、
大抵のお客さまは、女性クルーに荷物は持たせませんでした。
「おっちょこちょいそうで任せるのが心配だから」なんかじゃなく、
「女性にこんな重い物は持たせない!」です(笑)
そういう、ちょっとしたところに紳士マインドが垣間見えるんです。

日本女性は、そんな気遣いに慣れてないので
「いいんだ、重いから僕が持つよ!」とでも言ってくれたら
あっという間に「ステキ!!」と言われちゃいますよ。
ファッションだけでなく、行動も「紳士」で参りましょう。



大坂です。暑い~、とにかく今年の夏は暑いです。
毎年そう思ってますが、、、(笑)

こんなに暑いと、ロンドンの涼しい夏が懐かしくなります。
北海道とほぼ同じ緯度に位置するイギリス、ロンドンは涼しかったなぁ。
だからでしょうか、ロンドンの紳士は真夏でも涼しい表情でキリッとスーツスタイルのビジネスマンが普通です。

日本の夏を涼しく過ごすための装いでは、最近リネン素材がたくさん出回ってきましたね。
リネンなら風通しも良く、汗をかいてもすぐ乾きます。
濃紺や黒のリネンジャケットスタイル。
是非トライしてみてください。
半そでシャツで汗だくの人よりも、「絶対カッコイイ」ですよ!!



大坂です。みなさまこんにちは~
今年の梅雨はカラ梅雨で、日差しの強い日が多いですね。
今年から「スーパークールビズ」だとか、、、

クールビズ期間が長くなって、コーディネートも飽きてきませんか?
スーツスタイルだと、ネクタイとシャツでバリエーションを増やせますが、
ノーネクタイになると、途端に地味な男性が街にあふれ出します。

ジャケットを脱ぐことを前提にすると、「シャツの襟の高さ」と「襟のカタチ」が重要になります。
胴周りに緩やかに沿ってパンツに美しく収まる身頃で、襟がスッキリと立っているシャツ。
オーダーであれば可能です。そしてベルトも見えるので、お気をつけて!(笑)