あああ

コラムをダイアリー内(ブログ)に移行して、メニューから削除しました。
この機会に、少しずつ過去のコラムを紹介していきますね。



開店前の午前中の採寸のあと、

開店時間まで、昼食のために外出しました。

その後、Yさんのスーツを引き取りに運送便の営業所まで。

店に戻ってスーツのチェックをし、月末の振込み処理をしていると、Yさんがご来店。

ナポリクチュールで仕立て上がったベーシックなスーツを早速ご試着。



途中、先日ジャケットのご注文を頂いたN女史にご来店頂き、

取り寄せていた裏地のご確認をして頂きました。

気に入って頂けて良かったです。



今回、ビスポクチュールからナポリクチュールに替えられたYさんですが、

その着心地に、ご満足頂けたようで何より嬉しかったです。

手でかがられたボタンホールもエレガント!





Yさんが帰られたあと、

コップを洗いに行ったり採寸伝票の整理をしていると

ちょうど終わりかけた頃に、京都のKさんがご来店下さいました。

バスト周りが気に入っておられるボレリのシャツをお持ち頂き、若干の調整をしつつ、

全体のバランスを考え、ご希望のゆとり量になるようピン打ちしてみました。





サイドダーツを入れないで欲しいとのご希望で、カッティングだけで程よい絞りを入れる事に、、

ピタピタのジャストフィットも格好良いですが、程よいユトリがあるのも、

ドレープが出てエレガントな雰囲気が生まれます。



打ち合わせと採寸が終わって、BEERを飲みながら談笑。

、、ん?打ち合わせ途中から!?(笑)

今日も1日、皆さんのお陰で楽しい時間を過ごさせて頂きました。






昨日のホワイトリネンのジャケットの件で、

今日お電話を頂いた主は、ご自身でも縫える職人さんで、

今はアパレルでデザイン業務を含むパターンのお仕事をされている方でした。



ご自身のデザイン感性をもっと高める為には、

自分自身の洋服を、違う人の目(感性)で作ってもらう事も必要でしょ!



そんな風に思われ、色々なテーラーを探し、話してみられた中で、

マッセアトゥーラで仕立ててみて欲しいなと、、

それでお電話を頂いたようです。

嬉しいですねこういうの、、最高に嬉しくて、感無量です!



話は変わりますが、、

今日は、最近流行している?複合混紡素材でご注文を頂きました。

麻×シルク×モヘア×ウールと、異素材のテンコ盛り。

出来上がったジャケットは、いずれまた!






那覇から、普天間洋服店の普天間さんがお越し下さいました。

以前お電話でお話をさせて頂いただけでしたが、初めてとは思えないくらい、

話が弾んで弾んで、途中業界の大々先輩N氏も合流されて、更に話題は膨れ上がりました!



これからの熱い季節に向け、色々と情報も頂きましてありがとうございます。

それに、お土産(ちんすこう!)まで頂きありがとうございました!

笑顔の素敵な普天間さんです。(反則!笑)





お店の織りマークの〝NAHA〟って文字にそそられます!

これをOSAKAに変えると、意味合いが全く違って感じるのは気のせい?(笑)





普天間さん、、大阪での勉強会と云えど、

貴重なお時間を割いて頂いてありがとうございました!

これからもお客さまの笑顔の為、業界のために頑張りましょうね!

もちろんですが、、僕たち自身も楽しみながらじゃなきゃ、いい服は生まれませんね。



今夜はBoitsの定例会ですが、その模様はまた明日!






先日のブログを見て下さったという職人志望の方がお越し下さいました。

3年ほど前、今日のお2人と同じようにマッセアトゥーラを尋ねてお越し下さったOB?の

UさんとMさんも途中で応援に駆けつけて下さり、熱い会話が、、





最後の方でUさんから、「あの時YANASEさんが、厳しい言葉を言って下さったので、、」と。

えっ!?この優しい僕が(笑)、そんな厳しい事を言いましたか!??

ごめんなさい、、覚えてないです。(←無責任!)

続けてUさんから、「あの時、そう言ってもらえたので今の僕のがあります!」とも。

Uさん、ほんとゴメンなさい。最高に嬉しいです!(苦笑)



そんなUさんから、お越し下さったお2人に厳しい言葉が出ました。

でも、それは応援してるからこそ出る言葉、本気でやりたいって思ってるなら、

皆んなも本気でチカラを貸してくれます。頑張ってこの業界を引っ張っていって下さい!

こんなメンバー、いないんちゃう?って思うくらいの面子が揃ってます。



この業界にどっぷり浸かってない彼らから出る発想や思いこそ、

何のシガラミもなく純粋に業界を引っ張ってゆくエネルギーになり得ると思っています。

今回お越し下さったお2人が、今から数年後、

応援に来て下さったOBの立場になって下さっている事を願っています。



ちなみにUさんとMさんは、神戸ものづくり大学の3年生で、

自ら引いたパターンで何着何着も縫い上げながら、更に服飾業界で仕事もされています。

これ以上は語りませんが、驚異的なパワーとスピードで邁進されています!

将来を見据えたヴィジョンも素晴らしい!!



皆さん、ありがとうございました!

これからも、ますますパワフルに頑張って下さいね!!






最近、更新をサボってます、ごめんなさい。

言い訳は致しませんが、春眠暁を覚えず、的私事ではありません!(笑)



さて、お知らせが遅くなりましたが、

ゴールデンウィーク中もカレンダー通りの営業とさせて頂きます。

事前にご連絡を頂ければ、この限りではありません。



皆さんは、どんなGWの過ごし方をされますか?

僕は昨日、家のバルコニーで日光浴しながら、生ハム&赤ワインでご機嫌でした♪

ってか、家に居ただけです。(笑)






2008年4月11日の続きです。

その後、彼女は色々な情報をもとにアグレッシブに動き、

神戸もの作り大学への入学も決まり、関西に引っ越して来ることになりました。

それまでの蓄えも、引越し費用や準備等で底を尽く日も時間の問題、早く仕事を確保せねば、、



横浜で経験を積んでいたお直しの仕事をするにしても、

単なる縫製の職人を目指すのではなく、

クオリティーの高いラインをもった洋服を縫いたいという意識の高い彼女ですから、

それを考えた上で、どんな順番で働けば(学べば)よいのか、

僕なりに整理しながら慎重に考えながら、伝えてゆくよう心がけました。



そして彼女は最初、有名なお直しのお店で働いていましたが、

その後、販売量を誇る有名なテーラーで店頭に立つことで経験を積ませてもらい、

今はBoitsつながりで、とある『KITON』 の売り場で頑張っています。



そう、、最初は〝寸法的な感覚〟を身につけるために、

人の体を立体寸法で捉えられるよう、採寸の現場でフィッター経験を積み、

次に、プレタの〝練り上げられたクオリティーの高いライン〟を見る目を養うために、

日々秀逸な洋服を見ることのできる現場で感性的な経験を積んでいるのです。



そして、今でも通っている学校の勉強では、

ラインのクオリティを意識しながら自分でパターンを引き、

自ら描いたパターンを使って自分で裁断した生地を、自らの手で縫い上げる、、

そんなハードな毎日を過ごし〝量から質へ〟と実力を伸ばしています。



これからも益々、この世界目指す人が増え、業界が発展し、

もっと言うと、ただ単に縫える人ではなく、彼女が目指しているところ、

技術と感性を持ち合わせた職人さんが増える事を願って僕も何かの役に立てれば、、

でなければ、結局は困るのは僕たちスーツ好き、、

職人技術の終焉は、もうそこまで、、



そんなことを思い考えていると、

塗士(ぬし)でありながら、晩年はプロデュサーとして、活躍された

輪島塗の漆芸家〝角偉三郎〟さんの事を思い出しました。

もの創りは、家でも器でも、そして洋服でも同じで、

自分とは違うもの創りの世界を勉強すると、色々な角度から自分に返ってきます。






3年ほど前に、横浜からテーラー(縫製)志願の女性が尋ねてきてくれました。

わざわざ大阪まで来てもらって役に立てるのか?意味があるのか?

そんな思いから、先に電話で色々とお話を聞いているうちに、

彼女は僕の立場ではなく、職人志願だと分かりました。



大学時代、アパレルで販売のアルバイトをしていた彼女は、

卒業後、最初に就職したアパレル会社で海外勤務となり、退職後は

洋服の構造を知りたいとの思いで、お修理屋さんでアルバイトをしていました。



彼女が来てくれたその年度だけでも、

男女合わせて10人程のテーラー志望の人たちがやってきてくれました。

そんな中でも、彼女の熱意には何か凄いものを感じました。

マッセアトゥーラに来てもらうだけというのも勿体無い話だなと思い、

同業者の会、Boitsの開催日に合わせてご来阪頂けるように段取りをしてみました。



僕が力になれる事を、思いつく限り考えたかった、、

近い将来職人不足で悩まされる業界、彼女の存在は貴重なのです。

すでに職人さんの平均年齢は60歳を越えており、後継者の育成は必至です。

買って下さる方がいても、作り手がいないと云う状況は、もう直ぐそこまでやってきています。



ミラノで縫っているsartinoさんや、フィレンツェで縫っているM君も大切な存在です。

将来、この業界を引っ張ってゆくリーダーになってもらうために、

僕たちに何が出来るかを常に考え、行動する事も、

僕たちの責任であり仕事だと思います。

また、同時にどうして今のように後継者が居なくなったのか、、

その原因について直視することで、大部分は解決できるような気がしています。



話はそれましたが、その横浜の女性の〝今〟については、次回に。(笑)



ちなみに、これまでにマッセアトゥーラを尋ねてきてくれた、この世界を志す人たちは、

一部の紹介を除き、そのほとんどが、このダイアリーの読者の方たちです。

たまに、ダイアリーの目的に疑問を感じさせられる事もありますが、

彼らに逢って、「やってて良かったな~♪」と実感します。



そこで突然ですが、『スタッフ募集!』

もし、、このダイアリーを読んでくださっている読者の中で、

オーダー洋服の世界でやってみたい!と思われる方がいらしゃっれば、

スタッフとして一緒に働いてみて下さい。



スタッフご希望ではなくても、

横浜の彼女のような職人志願の方も、まずご訪問下さい。

僕の周りには、力を貸してくれる同業者の存在があり、色々な環境が整っています。

ご相談下されば、出来る限り、Boitsのメンバーが力を貸してくれます。

この業界の発展に寄与してくれる、

そんな強い意思をお持ちの方なら大歓迎です!



ということで、この場を借りまして、

マッセアトゥーラ、『スタッフ募集!』 します!!(笑)






19・20日とビスポクチュールラインの縫製をお願いしている縫製工場に伺いました。

ちょうど伺ったとき、マッセアトゥーラのお客様たちの生地が

裁断されているところでした。



手前の深みのある赤い生地は東京のBさんで、奥のオレンジはMさん。

Bさんの生地は、裁断が終わってましたが、

Mさんの方は、頭を悩ませながら型紙を差し込んで下さっている最中でした。





こちらも型紙差込中の京都のYさんの生地です。

この生地、今年人気のナノテクノロジーを使ったハイテク素材です。

とは言うものの、ごめんなさい、、最近全く新着生地の紹介が出来てませんね。(苦笑)

それについては、また別の機会に、、





日頃の忙しさを理由に、1年以上も訪問が開いてました。

目的は縫製工程を見渡しておく事で、

万が一のトラブルの際に、

何が原因でそのトラブルが発生したかが理解できるように。

また、より良い洋服ができるように、現場からじかに改善点を見つけるため。

特有の流れを理解しておくことで、無駄のない的確な指示が出せるようになるため。

最終目的はより安定して高品質な商品が作れる為。



他にも色々あるのですが、久し振りに行ってみて、

やはり、半年に1度は伺って勉強させて頂かないとって思いました。



この画像は、着ていった僕のジャケットを解いてもらっているところです。

打ち合わせの中で、実際に僕のジャケットで試してもらいました。

疑問に感じた事は、、即実行!ですね。(笑)





少しづつですが、皆様に喜んで頂ける洋服作りを目指して、

知識と技術を高めていきます。



あっ!あとですね、、マッセアトゥーラの得意技ですが、

B体の方をA体に見せる事ができます。かなり荒業というか、独特の方法と言うか、、

これは僕自身の体型からくるコンプレックスから辿り着いた理論ですが、

今回、長年フィッターをしてこられた技術者の方と話していると、

同じ理論をお持ちでしたので安心です。(笑)

B体な体型にサヨナラしたい方、是非A体スーツのご用命はマッセアトゥーラまで!(爆)



お忙しい中、細やかなご対応を頂き感謝いたします。

もう、かれこれ10年近いお付き合いですが、これからもお願い致します。






1月半ばにお伝えさせて頂きました東京展示会について、

TOPページ左下の〝What’s New〟でも、改めてご紹介させて頂きました!!