先日のファッションショーで、
ランウェイを歩いて下さいましたMさん
がお越し下さいました!
このジャケット&シャツにジーンズ、真っ赤のプーマのスニーカーと云うスタイルでした♪




チェレリーニにオーダーされたMさんお気に入りの鞄です。
今日、リネンのシャツをオーダーしにお越し下さいましたので、撮らせて頂きました。
インナーの色に合わせて選ばれたキーホルダーの色が効いてますね!




Tさんがミラノのサルトにオーダーされるのは今回が初めてですが、
僕の方で採寸と打ち合わせを済ませてから、先にミラノに生地を送っておきましたので、
今日のオーダー会では、着せ付けをさせて頂きました。


昨日と今日の2日間、
ミラノの「サルトリアクレセント」のオーダー会にお越し下さった皆さま。
どうもありがとうございました。心から御礼申し上げます。
次のオーダー会はお盆明けを予定しております。
今回ご注文下さった皆さまの仮縫も、
その時にお願い致します。



間に合わず、取り敢えずベストなしで。
ネクタイとチーフも、いい感じの物をご準備頂けてました。
このスーツで、Tさんが代表を務められる日本法人の取引先のレセプションをはじめとして、
日本全国はもちろん、アメリカ本社、色々な場面でご着用頂けるようです。


ちなみに、この生地も御幸毛織の生地で、
ションヘル織機(低速シャトル織機)で織られていますから、
とてもしなやかなのに張り感があり、ふんわりしとた仕立て上がりになります。
ビシッとシルエットが決まるのに、全体的にふんわりしたイメージが醸し出されるから不思議です。
それは、低速織機でゆったり織られている事も1つですが、
生地に光沢が少ない(マット調)ことも、ふんわりと見える理由なのかもしれません。

最近フォーマルをオーダーされる方は、
マットな黒をご希望される方が増えてきたように思います。
今まで『フォーマル、ビジネス、どちらでも使いたい!』と云う事で
マットじゃなく、そこそこ以上の光沢のある黒を選ばれる方が多かったのですが、
そう言っておられた皆さんも、そろそろちゃんとしたフォーマルを!と云う事で買い替えされる方も!

やはり、、こういったフォーマルな黒は、
シャイニーな黒と並んだ時、明らかに品格を感じさせてくれますし、
シルエットが良いと、スタイリッシュな中にも、フォーマルな品格を感じさせてくれます。



Kさんが子供の頃、お父さんが着ていらっしゃったようなジャケットだそうです。
すごくチャーミングで、「着たいな」って買っていたのですが、
出来上がってきて、僕も更に欲しくなりました。
冬が待ち、、今から夏かぁ(汗。




奥さまは、パーティー用にシルクウールのジャガード(ペイズリー柄)で。
ご主人Tさんは、Tさんらしい絶妙の色合いのチェック。
今回も、着ていく程に味わい深くなる生地、
手縫服に相応しいセレクトです。


奥さまのドレス、綺麗な生地です。
シルクとウールがほぼ50/50で、独特のドレープが生まれます。




ジャケットに合わせて、シャツを2枚オーダー下さいました。
1枚は夜用?もう1枚はお花見用!?さて、どちらがどちらでしょうか?(笑

奥さまがお選びになられたシルク×リネン×ウールのジャケットは、とても個性的なのですが、
さすが奥さま、Tさんの事を知り尽くされていらっしゃるだけに(笑、
めっちゃくちゃお似合いの生地をお選び頂きました!


チャーミングな色使いでしょ!上の雰囲気とは違います。
同じジャケットなのに、シャツでこれだけ雰囲気が違ってくるんです。
Tさん、いつもありがとうございます! TPOで、そして気分で楽しんで下さいね!




巷で人気のピンク(クラウンもピンク色が出ましたね!)のジャケットは、
シルク80%、リネン20%のゴージャスな素材です。
めちゃくちゃ決まってます!
俳優さんみたい♪


襟を立てたら、どんな感じになるでしょう!?
と云うことで、サッと試してくださるKさんご夫妻のノリに感動♪
いつも楽しんで下さいまして(僕も楽しませてもらってます!)ありがとうございます!


奥さまは、今年の流行色『エメラルドグリーン』の千鳥格子のジャケットです。
襟の裏にはエクセーヌ(人工スエード皮革)を使ってみました。


Kさん、いつもご夫妻でありがとうございます!
相手を敬い合えるKさんご夫妻をイメージしながら、関係を築いていきます。



Nさんからオーダー頂いたブリスベンモスの中肉(320g)の高密度ポプリン素材。
サラッとした肌触りに、ギラつきのない落ち着いた光沢が、英国らしいです。
切躾(キリビ)を打つにもひと苦労で、いつもの7号針だと通り難く、
9号針と和裁用の躾糸を使って仮縫作業を進めてます。
それでも指にマメが出来、、はしませんが(笑、
結構、この生地の仮縫は手強いです。


コットンの持つ『バネ(張力)』と相談しながら、クセ取りの加減を調整します。


芯も、出来上がった既製芯ではなく、
コットンの張りに合わせて、芯地の組み合わせを考え、
お客様のご希望されるの雰囲気、着用感を生み出せるように手作りします。


コットンだからこその、経年変化を楽しめるスーツとなります。
先にパンツが痛んだとしても、ジャケットとして10年15年と更にエイジングを愉しんで頂ける事でしょう。



Hさんお気に入りのシンプルで上質なワンピースをベースに
イタリアの至宝、カルロバルベラのシルク×ウール×リネン素材で仮縫させて頂きました。


ウエストの絞り位置を下げ、全体のシェイプラインを調整しました。
ご自身の体型や微妙なお好みの違いまで反映させて作るワンピースですから、
一旦、Myパターン(型紙)を作ってしまえば、次からは生地を変えるだけで完成します。
たくさんデザインを見てきて、ご自身の好みが明確になってきた方はシンプルで自分らしいスタイルに
男女を問わず、行き着くようですね。


ここでカルロバルベラについて少し触れておきます。
オーストラリアのオークションに赴いて、直接原毛を買い付け、
糸に加工してもらう段階から自社基準に基づいた糸作りをしてもらいます。
織機こそ低速織機を使っていませんがバルベラの糸は、その最高級の原毛を染色して
糸にしてから直ぐに使うのではなく、生地に織る前の『糸の段階』でリラックスさせてから使ったり、
生地に織り上がってから『整理行程』に時間をかけたりと、ゆったりと流れる時間の中で生地にしてゆきます。
以前、ロンドンマーチャントのFINTEXの生地を、生地のロールスロイスと言いましたが、
バルベラの生地を車に例えるなら、ランボルギーニ?マセラティ?と云ったところでしょうか。(意味不明!?