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アラブの国(その1)の続きです。

アラブと聞くと、テロをはじめ、何か怪しげなイメージを持つ人が多いと思います。

でも実際行ってみた感想は、、かなり穴場です。



アジア旅行で痛い目に遇った人、

ヨーロッパで人との触れ合いに寂しさを感じた人、、

アラブを旅行すると、必ず満足できるんじゃないでしょうか!(笑)

ただアラブ人は、ちょっと親切が度を越えて、お節介過ぎる部分はあります。

そりゃ、中には悪い人もいるかもしれませんが、悪い人に出会ったことがありません。



道を歩いていると声がかかります。もちろんアラビア語。

訳も分からずに近寄って行くと、「お茶を飲んでけ!」と言う。(言ってると思う)



ちょっと道を聞こうものなら、質問責めに遭います。

「どこから来た?」「シリアはどうだ?」「宗教は何だ?」「結婚はしてるのか?」「子供は何人だ?」

「車は持っているのか?」「仕事は何だ?」「俺の家に遊びに来い!!」

1時間くらい、あっという間に経ってしまいます。



アラブ人の時間の感覚に合わせてると、

あっちこっちで話してばかりになって、前に進めません。

予定の半分どころか、コミュニケーションだけで終わってしまいそう。

でも僕は、そんな人懐っこいアラブ人の親切を無視?して、かなり歩き回りました。



パルミラ遺跡では、日没のアラブ城に登り、夜はベドウィンのテントを訪問し、

そこからクラック デ シュバリエ遺跡ハマアパメア遺跡を通って、

ダマスカスに次ぐシリア第二の都市、アレッポに向かった。

更にそこから、ローカルバスを乗り継いで、

地中海沿いの町ラタキアサラディーン城タルトゥースと回ってダマスカスに入り、

そのまま南下して国境を車で越え、ヨルダンを目指した旅の結末は。。



ヨルダン観光は実現せず、レストランでの食事と、アンマンの夜景だけでした。



ん?どうしてか??

当初、映画「インディージョーンズ」で有名なペトラ遺跡とか、

アラビアのロレンスで有名な、アカバで紅海ダイビングをしようと考えていたのですが、

シリア人の優しさに邪魔?されてる間に、時間がどんどん流れていきました。

シリアでは、本来ゆっくり流れてるハズの時間が、

こういう時に限って早いんですよね~。



いいんです、、

シリア時間に身を任せた旅、

ダマスカスからアンマンまでの相乗りタクシーでは、

シリアの日本大使館の人(シリア人)から見た、日本人の良さや面白い部分、

イラクのおばあちゃんからは、イラクの生の生活が聞けたり、、

それはそれは充実した旅でしたから。