今日の讀賣新聞の朝刊に、テーラーメード医療(個別化医療)の事が載ってました。
テーラーメード医療を実現する為に、
人間の細胞を構成しているタンパク質の個人差を解析する
プロテオーム(タンパク質の集団)研究が注目されているそうです。
これは、その効果が期待できるばかりではなく、
副作用が出やすい人を予め見抜いて、
それを予防したり、薬を替えたりすることも可能になるそうです。
この〝副作用〟で思ったのですが、
これはオーダーメード洋服の世界でも同じ事で、
お客様の体型に合った服を作るのは当たり前の事、大前提で、
着る人が、どんなシチュエーションで着るのか、どんな着方をするのか、、
それを分かった上でお作りさせて頂かないと、ご迷惑を掛ける事にもなりかねません。
営業でガンガン着る方に、スーパー150’Sなんて生地、、
着崩れして、直ぐ駄目になりますから。
それに好みは、その方の趣味嗜好、性格から来る場合も多いので、
それまで分かった上で、英国製かイタリア製の生地、どちらをお勧めするか、、
生地だけでなく、シルエットも然りで、座っている時間が長い方に、
細身のパツパツのパンツでは、窮屈で仕方がありません。
それでもどうしてもってなれば、せめて、後ろ股上だけでも深くして、
座りパンツを作った方がいいですよね。
これは、どんな世界も同じじゃないか、、そう僕は思います。
最後は、相手の事をどれだけ考えて仕事をするか、、それに尽きますから。