Uさんがナポリでご注文されているシャツ、

襟とカフが擦り切れて、一度取り替えてもらわれたそうですが、

元の生地が退色していたので色が変わってしまい、それが気になられるようです。



襟とカフを取り替える場合、同じ生地で取り替えると起こりがちですね。

白い生地でも、黄ばみや薄汚れで起こってしまいます。



今回の場合、同じシャツを何枚もオーダーされていらっしゃいましたので、

思い切って1枚を潰して、そこから移植する事になりました。

移植する前に、先に色合わせも確認しました。



白い生地を使ってクレリックにすれば問題ないですが、

このシャンブレー地と質感の合う白い生地がなくて、今回は断念。

他に、何か良い方法をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えて下さい。








Kさん、発送させて頂きま~す。

高知の暑い夏を、このシャツで乗り切って下さいね。








お客様からお預かりしたお洋服を解きました。
今まで、お預かりをしたイタリア製のお洋服の中でも、
1~2を競うほど泥臭い、人間の手の匂いがする洋服ですから、
事細かに、そのポイントを打合せながら補正内容の趣旨を摺り合わせます。
肩パッドやタレ綿、テープの貼り方など全てにわたって、
日本の考え方とは違うので、いくら日本の考え方で、「こうしよう!」
と言われても、そこを変えてしまうと『匂い』が失われてしまう部分は変えられません。
襟ミツが浮くので、肩&胸周りの補正で納まりきらないと思われる部分は、
ゴージラインのハシゴ掛け(ハシゴまつり)は解かずに、
上襟を首周りから外し、縫代が許す限り、
下襟とのバランスを考えながら、襟ミツの調整を試みます。
まるでエンジンのチューニングと同じですね。
エンジンをバラして組み直す事で、最大限のポテンシャルを引き出します。



色々と楽しいご注文を下さるAさんが、

今日、ワザワザおやつを持って来て下さいました。

このプリンも濃厚で「旨い!」のですが、栗のテリーヌは驚き!

ゴージャス極まりない見栄えに、味わいもゴージャスそのもの、セレブ気分♪





戴いたプリンを戴きながら、

着心地チューンナップの職人さんと、

手縫ライン(ゴム入りの服!)の職人さんと、

お客様からお預かりしたお洋服をバラバラにしながら、

5時間に及んで、変態的かと思えるほど細かい打合せをしました。



皆さんから、「ホンマに君、変態やわ。。」と言われながらの打合せでしたが、

僕が、「こうして喜んで下さる方がいらっしゃるのですから。」と、プリンを差し出しながら、

「こんなに美味しいおやつが、、」なんて言うものですから、

僕の話が、もっと!?リアルに伝わって(笑)、

今日はとても幸せな時間(打ち合わせ)を過ごすことができました!



Aさん、いつもいつも、、

本当にありがとうございます!!

幸せのお裾分けを頂き、ありがとうございます。






ジョンGハーディーのしっかり打ち込まれた生地で、

お預かりした時は着用感も堅目だったのですが、すっかりゴム入りに変貌しました。

もともとマシン縫製でしたので、その風合いを損なわないよう、

着用感だけチューンナップさせて頂きました。

Aさん、いかがでしょうか?





僕も今日で41歳、、「41歳の春だからぁ~ 元祖天才~♪」

解る人には、、解りますよね。(爆)






今朝、中之島から京阪電車に乗って、京都に行きました。

打ち合わせが終わってお昼ご飯の前、白川まで歩くと、ご覧の景色が!





思いもかけず、良い景色を見ることが出来ました。最高!





この写真、色彩コントラストが最高です。





こんな幸せな光景まで目にする事が出来ました。

ちょうどこの時、偶然にも京都の友人から結婚が決まった電話が!





打ち合わせの後、帰り際に頂いた手拭です。

世界中の言葉で、『かばん』と云う文字が書かれているそうです。

これを書いた人の中には、某国大使もいらっしゃるとか!

粋なプレゼントです、大切に使わせて頂きます。








20年以上前に買ったスニーカーです。

最近、昔の物を良く思える傾向が強くなってきました。

というか、長く使うという事に対して美徳を感じるようになってきました。

これって、、老化してきた証拠のような気もするのですが、どうなんでしょうね。(苦笑)





僕のキャンバススニーカー遍歴

・小学6年生:コンバースのオールスター

・中学3年生:コンバースのジャックパーセル

・高校1年生:ケッズのチャンピオンオックスフォード

・高校2年生:画像のスペルガ(1951~93年までピレリ傘下)



特にケッズのチャンピオンオックスは、

夏の麻ジャケット&麻パンツ+ポロシャツというスタイルには、

内羽根のプレーントゥと云う、シンプルでボリュームレスな雰囲気が最高です。



501の66モデルにサッカーのジャケットと云う、

もっとカジュアルな場合には、スペルガを合わせていました。



また、真冬のライトグレーフランネルに、

★ジャケットを合わせる場合は、スエードのレースアップシューズで、

☆ハリスツイード+501って外しの場合の足元は、ジャックパーセルでした♪

Gジャン(ウエスターナー)を合わせる時は、チャンピオンオックスフォードでしたね。



このように、全体のスタイルやテイストによって、

足元のコットンシューズも、その雰囲気(ボリューム)で履き替えます。



今朝、パンツプロジェクトの打合せが終わった後、店に戻る途中に見つけて買った新品です。

チャンピオンオックスフォードも並んでいたのですが、サイズ切れでした。

またまた、この手の元祖ローテクスニーカー、復活でしょうか!?








10年前のフライングドラゴンを手に入れました。

股上が深くとってあって、流行とは逆行するスタイルですが、

アメリカンテイストのTOPと合わせる時は、こっちの方がシックリきます。

WallaceBerryの2ボタンヘンリーネックシャツやチャンピオンのスウェットには外せません。





これは1本目のフライングドラゴンチノで

10年以上穿き続けたこの生地は、日本の東洋紡績が、

米国陸軍士官学校の制服の生地をモデルに開発した高密度チノです。

破れては継ぎ、破れては継ぎ、、新品と比べると全くの別物、履き心地も別物になりました。








今日はYさんの麻の3ピースの仮縫いでした。

左肩より、右肩が下がっていらっしゃるYさんですが、

見栄え(左右のバランス)を優先し、肩パッドで調整をするか、

着用感を優先して肩線の傾斜で調整をするか、バランスを考えます。

肩パッドを加えたり、肩線をいじってみたり、少しづつ方法を変えてゆきながら、

少し離れて客観的に見ると、ベストなバランスが見えてきます。



ジャケットはある程度、肩線が傾斜している方が艶っぽいと思うのですが、

やはりご本人の身長や体格、肩巾や首の長さなど、全体のバランスを考えないと。

この瞬間、僕のカンバスはお洋服を着られたお客様。って、ちょっと格好良過ぎますね。(爆)





上記のように、補正は当たり前のことで、

ベストの見え方や胸ポケットの配置、襟巾、ゴージの高さ、

ゴージラインのカーブのニュアンスなども、全体のバランスを確認する事が目的です。





パンツは、前股上と後股上の調整だけでお尻のラインが綺麗に納まり、

高い位置までスラッと脚が伸び、言う事なしでした。(笑)

いつものシルエットより、少しクラシックに。。








最近すっかり定着したクールビズですが、

そのせいか?楽しいシャツのご注文が多いですね。

洗い終わって、業務用の乾燥機を使って乾燥させた状態です。

どのシャツも色々なアイデアでご注文頂きましたので、出来上がれば改めて!