綿ヴォイルのシャツです。
ザックリ粗目に織られ、カジュアル感サイコーです。
シャリッとした麻のような風合いですが、麻のような皺は出ませんので、
あの皺感が苦手って人には、是非試して頂きたい夏の生地ですが、透け感だけは我慢!?
 

ヴォイルとは、
女性の顔を隠す「ベール」に相当するフランス語が語源となっているようです。
糸を強く撚って表面をガス焼きしているので、均一でムラのない表情が、涼しげな天然清涼素材です。



いつも同じスタイルでオーダーされる
神奈川のAさんの「アイリッシュリネン」のパンツです。
400g近いウエイトなので、着こんで頂くうちに深い表情に変わってゆきます。
「ここまでシャープな印象のヘリンボーンって、既製では見つからないんですよね~」だそうです。
5年後が楽しみなパンツです。 Aさん、いつもありがとうございます!
 



Kさんが気に入っておられるスタイルは、今では店頭に並んでおらず、
「最近は細いものばかりですね、、」という事でお越し頂き、オーダーされました。
結構ゆとりを持たせて、そのKさんお気に入りのスーツと同じようなバランスで作らせて頂きました。
全体にゆとりを持たせつつも、フロントをかなりコンパクトに収め、そこでお気に入りのスーツを表現してあります。
 



義援金を贈って下さった皆様へ

見える使い道を目的に募らせて頂いた義援金の使い道の報告です。
GW前後、現地入りされたeinshopの岡本さんが実際に必要とされている物資を探り見極め、
まず第一弾は拡声器を送らせて頂きました。5月4日に僕が購入し、5月5日に被災地に向けて発送しました。

届いた際の写真と、お礼メールを送ってきて下さいました。


柳瀬さん、
さっそくメガホンを送ってくださり、まことにありがとうございました。
早速開封して、避難者のみなさんにお届けしました。
それから次の義援金の使い道として、さまざまと検討した結果、現時点では、
パソコンを若手の避難者に送るのが最良の使い道なのではないかという結論に至りました。
大阪で中古PCを販売しているお店がありますので、程度のいい個体が3~4万円で調達できると思います。

震災直後から必至で、衣→食→住の順番で改善を続けてきた馬場中山集落は、
これからようやく生計の立て直し作業に向かうことになろうと思います。
生計の立て直しといっても、漁業は設備や船などが旧に復するまでに当分かかってしまいます。
その間の仕事を探すにしても、インターネットとメールができる環境がなくては、遅れが出てしまうと思います。

さいわい、滞在中に電気が避難所にきましたので、
これから長く好影響をもたらす物品としてパソコンの提供を思いついた次第です。
現在、何台のPCが必要かを現地に問い合わせているところで、今日明日には返信がくると思います。

物資調達や現地に入っての勤労活動を、これからも継続していくことを決意して帰ってきました。
詳しくは私のTwitterやWEBサイトEINSHOP義援隊のWEBサイトでご覧ください。



これからの季節にと、
昨年末、Tさんからオーダー頂いたリザードのベルトです。




フロントをコンパクトに設計し、さらに引っ張り皺を出してスタイリッシュ感を表現し、
肩はHさんの傾斜角に合わせずイカリ肩にし、しかしコンパクトにすることで威圧的ではない男っぽさを表現。
 

シャイニーな生地は、数多くのコレクションブランドでも使われています。


こんなディティール、見覚えのある方も多いのでは、、


ボタンもシャイニー!


パンツのラインの微調整も大成功で良かったです。
仮縫段階で微妙なラインは見えてこないので、完成後に修正して正解だったと思います。
とても楽しい仕事をさせて頂けましたこと、改めて御礼申し上げます。


世界を飛び回られるTさんのジャケット。
僕も同じ生地のジャケットを5年近く着ているのですが、
その間、一度もプレスしていません。強い皺が入れば、水をスプレー!
逆に今では、とても味わい深い表情に「育って」いるのですが、そこも人気の理由なんです。


色違いで20色近くあるのですが、中でも一番人気がこの色です。
リネン×ウールに、ポリエステルが7%混紡されているのですが、全く分からないどころか、
着込んでいくと、皺が入りすぎることもなく、とても良い風合いに変わっきます。

リネンのジャケットを着てみたいけれど、皺が気になる方、
Tさんのように世界を飛び回られる方、ご出張の多い方ももちろんですが、
これからの暑い夏にも、とても軽くて涼しいので、きっと重宝しますよ。絶対にお勧めです!

Tさん、いつもありがとうございます。
着ていくにつれ、手放したくなくなってくると思います。(笑)
 

坂東玉三郎さんが舞台で着ていらっしゃったと言う着物から
インスパイアされてオーダーに至ったという配色のカセンティーノです。
肝心の裏地を撮影させて頂くのを忘れましたが、真っ赤な裏地が、まさに玉三郎style! 


色使いだけでなく、styleにもMさんのご希望が生かされています。
背中全体を1枚の生地で、プレスもそこそこ軽く仕立てあげ、歩くたびにフワフワとなびきます。


仮縫いでタックの分量や位置を調整させて頂いたおかげで、バランスよくまとまりました。
色々と細かな調整にお付き合い頂いたMさん、職人さん、
どうもありがとうございました!




Hさんからオーダー頂いた「ヘラクレス」と名付けられたヴィンテージ生地のジャケットです。
裁断から仮縫い、縫製まで、マイスターファクトリーのtakayasu君が
心を込め、誠意を込めて担当させて頂きました。


Hさんご希望のディティールを取り入れ、2度の仮縫いを経て仕上がりました。
イメージを摺り合わせるのに時間はかかりましたが、
気に入って頂けるお洋服が出来上がって、
作り手側としても嬉しいです。


どうですか?このゴリゴリ感。
ヴィンテージ好きには堪らない風合いですが、
何とも柔らかく、釦ホールも同じく?繊細に仕立てあがりました。
お仕事をさせて頂きましたHさん、本当にありがとうございました。感謝です。




以前、einshopさんの活動を、この場でお伝えしました
共感して下さった皆さんから、熱いご声援と共に義援金を頂きました。
それに、einshopさんのサイトを多方面にご紹介下さった方もいらっしゃいます。

本当に本当にありがとうございます。
この場をお借りして、皆さまに御礼申し上げます。
現在、皆さまから146,000円の義援金をお預かりしています。
今後も引き続き受け付けておりますので、皆さまからのご支援を宜しくお願い致します。

現在、岡本さんは単独で被災地を訪れ、
今後の支援活動が、被災地で必要とされる活動となるよう、
現地のニーズを探った上で、5~6月に改めて皆さまからお預かりした義援金を
有意義なカタチでお届けして下さる予定です。

支援に勿論お金も大切ですが、まず「思い」があってのことだと思っています。
お金がなくても、思いさえあれば出来る活動もあると思います。
共感できる活動を広めることも、大切な支援活動。
出来る事を出来る範囲で活動する。

大阪のおばちゃんの「口コミ」をイメージして頂ければ分かると思います。
おばちゃん1人では、使えるお金は限られていますが、
あの「口コミ」は無限に広がってゆきます。

支援活動は今だけのことではなく、今後も数年に渡って必要になるでしょう。
僕のこの書き込みも、大阪のおばちゃんの「口コミ」のように、
少しでも広がっていってくれればと思っています。