Nさんからオーダー頂いたブリスベンモスの中肉(320g)の高密度ポプリン素材。
サラッとした肌触りに、ギラつきのない落ち着いた光沢が、英国らしいです。
切躾(キリビ)を打つにもひと苦労で、いつもの7号針だと通り難く、
9号針と和裁用の躾糸を使って仮縫作業を進めてます。
それでも指にマメが出来、、はしませんが(笑、
結構、この生地の仮縫は手強いです。


コットンの持つ『バネ(張力)』と相談しながら、クセ取りの加減を調整します。


芯も、出来上がった既製芯ではなく、
コットンの張りに合わせて、芯地の組み合わせを考え、
お客様のご希望されるの雰囲気、着用感を生み出せるように手作りします。


コットンだからこその、経年変化を楽しめるスーツとなります。
先にパンツが痛んだとしても、ジャケットとして10年15年と更にエイジングを愉しんで頂ける事でしょう。