以前、フランスでご購入されたという
BOSS(セレクションライン)のカシミアジャケット。
雰囲気を消さないよう体に合わせ、更に着心地チューンナップをします。


さすがラインを大切にするプレタ、
見た目の雰囲気を重視して、肩線に皺が入らないように、
イセ込んだ後に、肩線前身側ばかりか、後身(イセ込み側)も接着芯で固めてあります。


雰囲気を変えない範囲で、出来る限り着心地を良くするように外せるものは外させて頂きます。
テーラード、それも特にイタリアでは、
そういう皺も手で作った匂い(証し)として『美しい』と捉えられますが、
デザイン(カッティング)が重視されるプレタポルテの服では、
そういった手の匂いを極力排除し、スマートさを求めた物作りがされている気がします。