いい感じで、ゆるく縫えます。
本体はアイアン製で、メカメカしい独創的なスタイルが最高です!
時を経たアイアン素材独特の、存在感ある佇まい。
昔の物って、シンプルで壊れません。
壊れても直ぐに直せます。
マッセアトゥーラの洋服も、そんな洋服であり続けたいです。
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昨夜は久しぶりに家族揃っての晩ご飯でした。
千切りにした有機野菜を、半生のイベリコ豚で巻いて、岩塩を振りかけて。
豚はもちもちした生ハムみたいだし、野菜もシャリシャリして、素材の風味が際立ちますよ♪
家族はポン酢ですが、僕のお気に入りです。是非お試し下さい!
子供用のおうどんがチャーミングです(爆。
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ラムズゴールデンベールWoolと
エスコリアルWoolという、世界最高レベルの素材(糸)を使って、
世界最高峰の英国のミル(機屋)テイラー&ロッヂの手で織られた、夢の共演のような生地です。
ラムズゴールデンベールとエスコリアルWoolの、夢のような競演

一般に、Lumb’s Golden Bale(金に包まれた羊とでも訳しましょうか)と呼ばれる生地は、
ごく少量しか取れないメリノ種の極細の梳毛(ウーステッド)を使って織られます。
その、ごく少量しか採れない羊を飼育した牧羊業者に与えられる賞が、
ゴールデンベール賞(Golden Bale Award)なのです。
そんな希少価値のある糸と、これまた
カシミア以上に超希少なエスコリアル糸を使って織られています。
妖艶な、特別の織マーク

エスコリアル種については、
今のオーストラリアンメリノ種の起源とされ、
今でも純血のまま飼育されているのは、オーストラリアの隣、
ニュージーランドの5万頭(世界の羊の頭数全体の中で1%にも満たない数です)だけです。

少しだけエスコリアル種の歴史について触れておきますと、
モロッコのアトラス山脈の丘陵地帯を原産とする羊がスペインに持ち込まれ、
マドリッドの北西45kmにあるEL ESCORIAL修道院では、16世紀からこの種の飼育が始まりました。
当時の国王フェリペ2世(スペイン帝国の黄金時代)が、王族にのみ使用を許可したのが、
エスコリアルの名前の由来とされ、文字通りラグジュアリーな生地でした。

その後ナポレオンのスペイン攻略によって、
一旦エスコリアル種は絶滅したと思われていたのですが、
当時のスペイン王国は、親族や他国の皇族への大切なプレゼントとして、
この種の羊を贈っていたようで、その後、偶然発見された羊が19世紀初頭タスマニアに移され、
その後、現在まで純血種が生き残っており、今では英国のエスコリアル協会が指定する5社だけが生産しています。

この種は普通のメリノ種の1/3程の体で、繁殖能力も弱く出生率も低く、
原毛はカシミアの半分の軽さで収穫量も非常に少なく、カシミアの生産量にも達しません。
繊維が繊細すぎて製品化する事が難しく、2002年にようやく世界で最も細番手の羊毛として認定されました。

ちなみに、一般的なメリノ種は、
イベリア半島(スペイン)を原産とする最も有名な細毛品種ですが、
その起源は西アジアで、古代、地中海経由でイベリア半島に持ち込まれたそうです。以前は、
スペインの繊維産業の主力として、国費で飼育・改良され、近代までは国外への輸出が禁じられていたそうです。
それが18世紀に豪州に持ち込まれて更に改良され、
今ではオーストラリアンメリノ種として、オーストラリアの羊毛の75%を占めています。

こちらは夏用で、キッドモヘア60%に、エスコリアル20%+ゴールデンベール20%の割合で織られています。
キッドモヘアに、エスコリアルとラムズゴールデンベール

キッドモヘアの張りに加え、
何ともいえないラグジュアリーな手触りです。
夏物は痛み易いと云う理由から、高級な生地を避けられる方が多い中、
こんな超ド級の高級素材を選んでみられては如何でしょう(笑。汗対策はお伝えしますよ(爆。
絶妙のコンポジションに、絶妙の色使い。



以前ご紹介させて頂きました、フィレンツェのチェレリーの別モデルです。
こちらは特大サイズのケリーTypeの旅行鞄です。
ビッグサイズの旅行鞄

横から。
ゆうに20センチは超えるマチ

この革は、厚みがあるのに、とてもしなやかでソフトな表情です。
芯を入れずに作ると、ふっくらいい感じに仕上がります。
僕なら本体とキーホルダーは別の色ですね!
表革:ALCE(18色)



マイスターファクトリーの特別課題『シャツプロジェクト』です。
着用感と見た目のバランスのせめぎ合いの中で、引き続き微調整をしています。
トワール、4着目。

前ヨーク部分でシッカリと襟の昇りを作って、首への吸い付を見ています。
シャツの命って、前立てから襟につながってゆき、いかに襟が巻きついてくるかですから、、
マイスターファクトリーの生徒さんたちの真剣な空気感の中で、僕も緊張感に包まれて心地よい時間でした。
トワール、4着目。





見た目と同じ、とても素朴なんですけど、その濃厚な味わい深さが癖になります。
パリでパタンナーをされているTさんに「お土産です♪」と手渡された時にズッシリとした重みを感じました。
その理由は、ふんだんに使われた素材の重さだったんですね。
5枚もいただけば、結構お腹にズッシリきます。
Tさん、ありがとうございます!
またパリで。。あっ!その前に、また夏に会えますね(笑。
素朴な味わいの、パリのパン屋さん、ポワラーヌのクッキー。



15年ほど前に購入されたジルサンダーのコートをベースに、
Hさんのご希望のサイズ感、ディーテールを調整してコートを作っています。
2度目の仮縫も終わって、作業はどんどん進んでいて、ここまでくれば完成までの道程も6割完了。
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ジルサンダーのコートは接着芯すら使わずに、テロンテロンな雰囲気なのですが、
もう少しシッカリした感じをご希望され、へニャヘニャの?スティレラティーノの芯の使い方を真似て(笑、
こちらも手で作らせて頂き、へニャヘニャな中にもペランペランな感じにならないようにします!
Hさん、難しいご注文ですが、その方が、こちらも燃えます!(萌えます?笑)
ペランペランとか、、擬態語ばかりでごめんなさい(汗。
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ポケットにも、暖かいように表地(ALLカシミア)を使います。
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縁も、綺麗にかがっておきます。
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ここだけは譲れないとおっしゃる特徴的な部分、スクウェアネック。
ただし、襟の大きさや角度、それに微妙な部分は打ち合わせの上、変更しています。
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どうですか?
この画像を見て気付きますか?
もし気付かれた方は、オーダーの世界に是非どうぞ(笑。
是非、この空気感の違いを感じて下さい(笑!
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Hさん、あと10日程で完成する予定です。
もうしばらくお時間下さいね、、
楽しみです!!
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この時期は毎年、冬物と春夏物のオーダーが入り混じります。
中には、お1人でコートと春用のジャケットをオーダーされる方もいらっしゃったりします。
柔らかい毛芯を使って、見た目カッチリ、着用感は柔らか~く仕立てます。
最近流行の?接着芯も考えたのですが、Nさんらしさを優先して、、
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東京国分寺の『吉田スーツ』の店長、吉田さんと、
お世話になっている、ライターの名畑さんが遊びに(お祝いに!)来て下さいました。
吉田さんも僕と同じ2003年4月に、以前の会社を辞めて独立した仲です。
2003年秋、同じ雑誌に掲載して頂いた事をきっかけにして、
それ以来、10年来のお付き合いになります。
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その時に取材して下さったライターさんが名畑さん(写真左)です。
開店祝いに、お2人から貴重なイラストを戴きました。
アメリカから輸入して下さったそうです。
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1925年のLIFE誌に掲載された物だとか。
大好きなオレンジです!
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貴重な物をありがとうございます。焼けないように大切にします。
また東京に行ったら、遊びに行かせてもらいますね。
今後とも、よろしくお願いいたします。



1905年、名古屋市での創業以来、
紳士服地の分野で高い評価を受け続ける御幸毛織。
風合いが良く、永年着ても型崩れしない事が評価を得る最大の理由です。
日本の気候を知り尽くし、湿気の多い日本で快適に過ごせる工夫が盛り込まれています。
Miyuki(NAPOLENA)

オーストラリアに自社牧場を持ち、
原毛から整理工程まで自社で一貫生産を行う
世界でも数少ない、日本が誇る服地メーカーの最高峰です。

伝統的な設備と最新機器を巧く融合しながら生産する御幸毛織ですが、
その中でも特にこだわっているのが『洗絨』という、織り上がった生地を洗う工程で、
生地の風合いを決定付けると言っても過言ではなく、
上質な羊毛本来の風合いを最大限に引き出すことで自然な風合いと、
日本的で奥深い上品な美しさを醸します。

具体的には、
天然石鹸(天然油脂)と軟水化された大量の水で洗います。
またその洗い方も、今では手間が掛かるという理由でほとんど使用されていない
クラシックな洗絨機やプレス機を使いますので、薬剤などで人工的に与えられた光沢とは
一線を画す羊毛本来のナチュラルな輝きが生まれます。

御幸毛織の最高級ブランド『ナポレナ』の礼服地は世界最高峰の正統派です。