自分のスタイルを持っているのに、
世の中で売っている服に、そういう服が見付からない。
BCAメンバーが、某ファッション関連の学芸員の方と対談させて頂きました。
講義を受け終わった学生さんから、
「自分の着る服を、どうやって決めたらいい?」
との質問が増えてきているらしいのですが、その生徒さんは、
「流行のデザインの使い捨ての服も欲しいし、自分のライフスタイルにマッチした、
環境にも優しい服も欲しいし、、」と続けられるそうです。
メディアに振り回され、流行を着せられるのではなく、
自分に何が似合うのか、何が必要なのかを少し考えるだけで世の中は変わると思います。
使い捨てファッションや、ビジネスとしてのファッションが
蔓延してきている現状に、疑問や違和感を感じてきている消費者も少なくなく、
本当に自分に似合う服がどこにあるのか、
どうしたら、そんな服が着られるのかが分からないので、
とりあえず、自分が囲まれた環境(状況)の中で服を選んでしまっている。
そんな人たち(消費者)がとても多いという現状を、頻繁に目の当たりにされるそうです。
着る事に意識を持っている人たちがいるのだから、
作り手も意識を持った服を提案し、作る環境を整え、提供しなければ。
来春、学校の先生方に話す機会を頂きました。
『着るか、着られるか。』をテーマに話そうと思っています。
自分の意思で選んだ(オーダーした)服って大切にするし、直して着るし、
結局は、経済的なんですよね。。エコでもありますし、、皆さんそうおっしゃいますよ。
昔の日本の「もったいない」文化に立ち返るんでしょうね。
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