僕が思う、最も美しい乗り物は自転車だと思います。

シンプルで綺麗な街乗りロードレーサーを作ろうと思って、

昔のカンパニョーロのパーツを集め始めたのですが、思ったより手間がかかって、、







好きな事には根気強く打ち込める性質(タチ)ですが、

こんな事をしていると、仕事が前に進まなくなります(苦笑)。



いつ見付かるかも分からない30年も昔のパーツを探し続ける、、

密かで大好きな作業ですが、古い物に拘る余り、

それに縛られてしまったら、何をしてる事かさっぱり分かりませんよね。



代わりに30年前の生地を探しに行ってきます♪(笑)




お客様のご希望で切り替えた上襟です。

通常マッセアトゥーラでは、上襟は剥がずに1枚で仕立てています。



剥ぎを入れない方が見た目には綺麗なのですが、

そうすると生地の特性上、戻ろう戻ろうとする力が強く働くので、

湿度が下がって空気が乾燥してくると、ラペルのロールは甘くなりがちです。



このライトグレーフランネルをご希望されたOさんは

ボタン位置の高い3Bをご希望されましたので、甘く返ってしまって

Vゾーンが深くなってしまう事を防ぐ為に、上襟を剥ぐ事を提案させて頂きました。



生地の特性からすると恐らく問題はないと思われたのですが、

究極の選択?で、起こりえる可能性を伝えた上で、ご判断頂きました。








今週は公私共に疲れました、、

充実した疲れ方なので、精神的にはオッケーですが、

体の方はかなり疲れました。



色々なメーカーを試しましたが、

僕はこのフジ医療機のマッサージチェアが好みに合っています。



全身コースの15分後、天国か地獄か、、

気持ちよ過ぎて寝てしまうと、エラい目に遭いますからご注意下さい(笑)。










今日届いた2着のWoolフランネルのスーツ。
個人的には、フラノのその優し気な表情が大好きなのですが、

ロンドンマーチャントのマネージャーが、「最近フラノの売り上げが世界的に低迷している」

と云っていた記憶が、既に5年以上過去のものとなりました。



空調設備の充実で、目にするスーツは10Monthsスーツなる
通年着用可という薄手の生地を選ぶ人が多い中で、

こんなフラノ地で仕立てたスーツは

さり気なく目立ちます。



ウォームビズが話題になっている今、

もしかしたら、ソフトな肌触りで暖かい、こんなフラノのスーツが

復活するかもしれませんね!







ビジネスシーンでは、たとえ間違っても

ジャケットの下にWoolのニットベストなんて着て欲しくないですよね。
それだったら、ウォームビズを言い訳にした〝単なる手抜き〟だと僕は思うから、、、






秋冬の生地、まだチラホラ入荷しています。

今日のこの〝Eゼニア〟の生地はジャケット地なのですが、

スーツの要尺分を仕入れました。



プレタ(既製服)では、マスゾーンをターゲットにMDが組まれますから、

なかなかメンズではジャケット地のスーツを見かけませんが、

だからこそ、オーダーならではの差別化です。



スーツとして着ると、もちろんお洒落だし、

ジャケットとパンツをセパレートに着ることも可能となり、便利です。



実際に仕立てられた方は、特に実感して頂けると思います。







もちろん、打込みの甘過ぎる生地だと膝や尻が抜けるので、

出来るだけ抜けにくい生地を選ぶ事もコツです。



【抜ける】膝や尻の部分の生地が伸びて、前方に突き出る事。

スチームアイロンで蒸気を当ててあげると回復します。

Kさんからお勧め頂いた雑誌です。



毎月大量に発行される新刊書の中から「一読の価値ある本」、「内容の充実した素晴らしい本」

これらを厳選して10冊分紹介してくれる雑誌TOPPOINTです。



その10冊の本の概要を、1冊当たり4ページに分かりやすく紹介してくれます。

そのうち1冊は新刊書じゃなく、昔から読み継がれるロングセラー。



この中に、自分にとって興味のあるものがあれば

それを読めば更に見識は深まりますよね。



Kさん、ご紹介ありがとうございます!




これ、僕が20年近く着ているモノです。

Gジャンスタイルですが、使っている素材は

サテン(朱子織)といって、生地の織り方で代表的な3種類で、平織綾織と並ぶものです。



このサテンと云う生地は、他の織り方に比べて光沢もあり、

皺にもなりにくいのですが〝摩擦に弱い〟と云う欠点もあります。



そうは言うものの、これは20年選手!

物持ちの良さでは昔から定評のある僕なのです(笑)。



そんな事はどうでもよくて、、

何故これを紹介してるかと云いますとですね、







これからの季節、ツィードのパンツにスウェードのチャッカーブーツなんかを合わせ、

BDシャツに、こんなジャケットを合わせたスタイルって、意外にも

センスよく上品にまとまるものです。

綿とは云うものの、この生地の光沢とドレープ感による影響も大きいでしょうね。



’70年代の雰囲気を醸すLeeウエスターナー、

’70年代リバイバルのワードローブに是非いかがですか?

とは言っても、マッセアトゥーラでは売ってませんけどね(笑)。



これは、ツイードのスーツを作って下さった方に、

上下セパレートで着て頂く時の着こなしとして、ご提案させて頂いております♪




今日起こし下さったHさんの新クーパーSと、スタッフT君の旧クーパーS。

クーパーSと云えば、’60年代のモンテカルロラリーの常勝車であり、
また、サーキットでは2000ccクラスと互角に戦った名車として名を馳せました。

こうして時代を超えた2台が並ぶと感慨深げです。
ミニの優れたパッケージングは、半世紀を超越して融合していますね。

日本だと、こうはいきませんよね。
名前は同じでも、ガラっと変わって全く別物です(苦笑)。
きっとこの新クーパーSも、新たな神話を作ってゆくのでしょうね。


僕の私物に、今日お渡しのHさんのグリーンのジャケットが加わって

イタリアン・トリコロールで揃えたツイードジャケット。

と言っても、偶然ですが(笑)。







トリコロールは、フランス語とギリシャ語の合成で〝3色〟を意味します。

そうなると、フランス国旗やドイツ国旗もトリコロール。



しかし、イタリア語辞典を引いてみると、、

トリコロールは〝イタリア国旗〟と記されていました。



自分の事が大好きな

イタリア人らしい発想ですよね(笑)。

この2着のジャケット、

袖のデザインはどちらもフレアーです。



巷では脚長パンツがブームですが、

マッセアトゥーラは一歩先ゆく腕長ジャケット!(笑)







Hさん!Tさん!!

楽しみにしてて下さいね。



ん?一番楽しみにしてるのは僕だったりして。