今日の最後のお客様だからと思ってSさんと

オリーブ&アンチョビペーストと一緒に 戴いたワインを抜きました。

そしたら 急にご予約が、、







Yさんごめんなさい お酒の臭いしてましたね。

でも 昼間から飲むお酒の味って格別でした(笑)。



Yさん!ジャケットのシルエットを イメージしておいて下さいね!

生地は先に イタリアに発注しておきます。

来週の採寸ご予約お待ちしおります。

今日ご注文頂いた 4PLY (糸を4本撚り合わせて作った糸で織った

腰のある生地)スーツは、昔の雰囲気を再現した、

質感も見た目にもクラシカルなドブクロスです。



ドブクロスとは英国のドブクロス村に由来する織機の名称で

クロスは CLOTHではなくてCROSSですから、

生地という意味ではありません。

よく間違われて解釈されるのでこの場を借りて詳しく説明させて頂きました。







上の画像は、ドブクロスだけを使って生地を織っている

英国ハダスフィールドにあるイングリッシュオークミルズです。

映画 「嵐が丘」の舞台になった所です。

ちなみに日本では北海道の美瑛の風景と似ています。







下の画像にあるような 木製のシャトルを左右に走らせながら

ゆっくり手間暇かけて織っていきます。

ちなみに、現在の最速織機と比べると、実に6倍近い時間がかかります。



まさしくずっと僕が主張し続けている「時間と効率の現代に逆らって」 ですね。




今日はSさんに 店の近くにある 中国茶の専門店「無茶空茶」

連れて行ってもらいました。

ムチャクチャ気に入りました(笑)







中国茶の専門書の著者がオーナーで、

詳しい説明が聞けるという特典付き(笑)。

また、店内の雰囲気を楽しむだけでも価値があります。

ランチや夕食も楽しめますのでお近くの方は是非行ってみて下さい

僕に会えるかも?という特典も、もれなく付いてきます(笑)。









中国茶は 皆さんご存知のように色々な効能があります。

美味しいお茶を頂き、心地のいい空間で過ごす時間は、

心に潤いを、そして体に健康を与えてくれますよ♪









そう云えば、友人が中国アンティーク家具のお店を

大阪市内に開いて1年になります。

流行の続いている北欧家具ですが、それに中国家具が与えた影響は計り知れません。

そんな中国で 現在最も人気のあるのは北欧家具やイタリア家具だそうです。

愉快な図式ですね(笑)。



いきなり全く関係のない話ですが、数年前に何度か行った 上海の夜景

思い出されます。

タイヤサイズを 14⇒15インチに交換しました。

日本の道路事情には日本製タイヤが向いていると言われますが、

外車には外国製のタイヤを入れた方が乗り味は損なわれません。



最近アジア製が多い ミシュランですが、これは本国仕様です。

剛性感とグリップ力のある日本製は グリップ(オン)かスリップ(オフ)で

情報伝達に乏しく 均質で誰が乗っても同じ乗り味。

見方を変えれば 誰でも安全に乗る事は出来ます。



一方欧州製は カドカドしいグリップではなく、滑らかで粘る感じのグリップ。

オンかオフとは違ったファジーな感じですが その分伝達性は高いです。

いずれにせよ、重要なのはバランスで、車に合った剛性感やグリップ力を持った

タイヤを選ぶ事だと思います。




今日は 名古屋のOさんから 名古屋名産の外郎 (ういろう)を

頂きました。







和菓子の甘ったるさが嫌いな僕には、

外郎さっぱりした甘さは格別で

意外にビールとの相性も良かったですね♪

ちなみに外郎って、名古屋じゃなくって小田原の名産だとか、、

知りませんでした。



Oさんご希望の 「渋専スーツ」 創りますから 楽しみにしてて下さいね。

晴れの舞台?に 間に合わせますからねー

英国とイタリアの生地は、概して生地の性格が異なります。

簡単に言うと、着た瞬間から馴染むイタリアの柔かい生地に対して、

英国の生地は堅くて質実剛健だけれど、着るほどに馴染んで

愛着の湧いてくる生地と言えるでしょう。

国民性を表しているようです。



お客様にそれぞれの特徴をお伝えし実際にご自身のスーツを仕立てられると

皆さん確実にお好みは分かれます。

今日のお客様はドイツの生地を選ばれました。

ドイツってどんな生地なんでしょうね(笑)。




仕事を兼ねて実家のある京都に。

車で15分ほど走った所にある 鞍馬温泉のガレージで見た新旧のビートル。

駆動系や冷却システムといった構造ばかりか、

大柄なドイツ人が乗っても 余裕があるという先代のパッケージング等、

伝統的な様式にとらわれず、自由な発想で割り切って

リデザインされたビートルは時代を汲み取った素晴らしい例だと思います。

ガチガチの合理主義から脱却したドイツ車らしからぬお洒落さに

発表当時は度肝を抜かれた思いでした。








今日はスーツのお渡しだけで、ゆったり過ごしました。

画像は、お客様が「見た目とは違って、座り心地が良いですね。」と、

褒めて下さった椅子です。





チークのプライウッドで作られた30年程前の北欧の椅子です。

良い椅子の条件に、「丈夫さ」は当然の事ながら、「直しやすさ」があります。

それは消費社会から逆行した考え方だけど、

気に入った物を大切に長く使いたい僕としては納得のゆく考え方だし、

また、そういう椅子(モノ)でなければ長く残らないと思います。



スーツや靴も同じだと思うのですが、

それを使っている将来の自分を想像できるような物達と出会いたいですね。






僕が前の会社で携わっていた ヘンリープールのパンフレットが出来上がったので

持ってきて下さいました。







来週はヘンリープールの社長カンディーさんの来日♪ 

背広の語源は著名テーラーが軒を連ねるロンドンのサヴィル・ロー通り

言われています。

明治維新から3年後 英国にある日本大使館 初代大使の岩倉具視が

西洋式の洋服を仕立てたのが、サヴィル・ロー(せびろ=背広)に店を構えていた

ヘンリープールだったのです。

昭和天皇が顧客になった2年後には宮内省御用達となり、

その後も 白州次郎氏や吉田茂氏と 早々たる顔ぶれが顧客として

名を連ねるようになる。



また背広説には 他にもフランス革命以降の市民服=シヴィルクローズ から

来ているという説もあります。



画像は 以前の店舗にカンディーさんが来て下さった時の写真です。 (2002年・秋)




今日ご来店下さったTさんが履いておられた黒いサドルシューズは

7年程前に大阪府守口市にある普通の町の靴屋さんで

3万円程度でオーダーされたとか。



足のサイズが同じなので 履かせてもらうと 吸い付くようにピッタリ。

ズングリ見えるシルエットも コバが張っていないせいか

履くと細く見えます。

Tさん いつも大切にお手入れをされていて、輝いています。







今日はイタリアから ネクタイが沢山届きました。

素材、仕立、全てに渡って吟味し、

ハンドメイドで入念に仕上げられたものです。

芯がしっかりしてノットも大き過ぎず小さ過ぎず、

締め心地のいいネクタイです。

最近 あまり見かけない色柄(ドット模様、フォーマルなシルバータイ、

無地、ジャガードのペイズリーなど) をセレクトしてありますので、

とっても新鮮に映ります。







荷物を出して すぐ新潟のKさんが1本お買い上げ下さいました♪

自分が締めたいと思って仕入れたネクタイです。