エルメネジルド・ゼニアの秋冬のサンプルです。



ここ数年、タンパク質系と繊維系の混紡(麻とカシミアのように)が目立ちますが、

今回も斬新な混紡モノが目に付きました。

キッドモヘアは夏の代表素材でシャリ感が好まれますが、

それが今シーズン目立ってました。

ドーメルでも似たような素材が、『アイス』と云うシリーズで展開されています。



シャリ感は微妙にしか感じられませんが、僕としてはその感触よりも、

モヘア特有の微妙な光沢が面白いなぁ~って思うのですが、皆さんはどうでしょうか?












アントニ・ガウディ、ピカソやミロを輩出した芸術の街バルセロナに本拠を置く、

生地マーチャント〝GimTex〟の取り扱いを始めます!







バルセロナは

カタルーニャ自治州の州都でもあり、スペイン語とは違う独自のカタルーニャ語を話す、

独立性の強い地域として知られています。



シルクウーステッドやシルクシャンタンなど、英国製を始めとしたセレクトには、

そんな地域性を持つ、彼ら独特のラテン気質(感性)が溢れています。










今日はサプライズの連続でした、、

閑話休題!

その中で、今日お話した内容、生地の選び方から、、





自分がフィジカル系ハードワーカーなのに、イタリア製の150’Sなんかを選んでしまうと、

それは不幸の始まりで、「○○の生地って型崩れして最悪だよ!」ってなります。

でも月に1度だけ、単にビジュアル的に着る人にとっては、

その評価は、「身に纏わり付くようだ!」とか「綺麗なドレープだ!」という評価になりますし、

例えば、普段使いの車を求めている人がフェラーリに乗れば、

その評価は、「クラッチが重い」とか「乗り心地が悪い」に変わります。

そう、自分がどんなシチュエーションでその洋服を着ようとしているのか、です。

そして僕たちテーラーは、着手のそんなシチュエーションを汲み取り、

生地を提案してゆかなければなりません。

人それぞれ、求めているものは違いますし、必要としている物も違います。



画像のWool100%の生地は、表と裏とでは色が全く違います。
あまりにも素敵な表情をしているので、敢えて今回は裏側を使ってみます(笑)。

日本では余り人気はないようですが、LoroPiana

セルジオ・ロロピアーナ社長も大好きな生地で、彼は1年を通じて週に1度は着ているとか。

6年程前にも出た生地なので、ご記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?

とてもインパクトの強い生地ですからね、、

ただ、実際に裏側を使うとなると、

摩擦強度(擦れに対する強度)や堅牢度(染色された色の丈夫さ)の問題、

また、見た目にはネップ(節)があったりしますが、それでも敢えて裏側を使います(笑)。

裏側は、光の加減で玉虫の如く表情を変える素敵なブルーです。

こんな遊び感覚も、オーダーの醍醐味ですね♪

仕立てあがったら、改めてご紹介させて頂きますね!




今日仕入れてきた、ドーメルTONIK(トニック)のブルーのピンチェックです。

マニアな方にはタマらない生地ではないでしょうか、、

こんな張りのある生地だからこそ、

バシッと仕立て栄えするタイトなシルエットでお仕立てされてはいかがでしょうか?

これはヴィンテージなので、

今のTONIKより素材も良く、張りや光沢もあります。

もちろん高価なTONIKにしたら、破格のお値打ちモノですよ♪




店の定休日、月曜日を利用して、

昨日は着分(現物)生地の入れ替えをしました。

冬の間に少しずつ買い蓄えた生地も、ドーンと一挙に公開!(笑)。



特にフォーマル用の黒やミッドナイトブルー、ダークグレーは、

その微妙な色合いや質感を大切にするあまり、

なかなか気に入る奴に出会わないので、出会えば即買い!です。

3月の半ばになれば、今までにはなかった風合いのフォーマル生地が入荷!



フォーマルの事なら、マッセアトゥーラへ♪(宣伝、笑)

お客様登場にご登場頂いた矢野さんが宣伝して下さってますので、

詳しくは、こちらをどうぞ!(笑)

矢野さん以外にも、お2人の方に〝お客様登場〟の中でご登場頂いております♪




ドラッパーズの春夏の生地サンプルを内見し、発注しました。

ここ最近、ますます個性的な生地に傾倒していってるように思います。

さすがKitonやブリオーニ、それにエルメスなんかが競って使う生地マーチャントです。

印象的には、最近の傾向である異素材(繊維系とタンパク質系)の組み合わせが、

今年は特に目立ちます。





カシミア50%&リネン50%





リネン50%&ラミー50%





ウール&カシミア1%(ふりかけです、笑)





シルク&ウール&リネン





サマーカシミア100%





カシミア&ウール&モヘア





3月10日までのご注文に限って割引特典があります。

詳しくはお問い合わせ下さい♪


ロロ・ピアーナから春夏物のバンチ(生地の見本帳)が3冊届きました。

ジャケット&スーツ地に、カラフルで爽やかな色が目立ちます。



今回のイタリアでも最も目立った差し色であったグリーンは、

2006年春夏のプロポステbunchの中でも、ひと際目を引く鮮やかさです。







この時期、今から冬物を作られる方と、春物を準備される方とが入り混じります。

そして人気のある春夏地ですと、既に3月に入った時点でソールドアウト!



今から春物?と思われるかもしれませんが、この時期は毎年そんな時期なんです。



それと、大ニュースが!

長らくご愛用頂いてきたロロ・ピアーナの看板商品、人気の〝タスマニアンシリーズ〟が

S120’SからS130’Sにクオリティーアップして、追加されました。

何年振りでしょうか、、是非ご覧になって下さいね。



最後になりましたが、

ピッティの報告については、徐々にお伝えしていきますので

楽しみにお待ち下さいね♪




英国製の、こんな裏地はいかがですか?これ以外にも

要らなくなった?シルクのスカーフやネクタイなどを裏地に使うのもアリ!ですよね。



自ら草木染めをされたシルクを裏地として持ち込まれたり、

ヒョウ柄の裏地を持ち込まれたり、、色々と楽しませてもらえる部分です。




これ、1970年代のモクソンのビンテージFabricです。

モクソンはダンヒルの中堅クラスの生地を織っているミルとして知られていますが、

この生地はオリジナルのモクソンで、当時の織りマークも付いています。



相変わらず、ビンテージFabric は定番的な人気を誇りますね。

気に入った柄を見付けたら、迷わず即決!

通常は1点モノが多いですから、、



ちなみに、これは本日Tさんが〝即決〟された生地です♪