今日初めてお越し頂いたKさんにお伝えした

生地の特性についてのお話です。



英国物とイタリア物では、生地の特性が違います。

その辺りの事を知って頂いた上で生地を選んで頂くと、

仕立て上がりのイメージも、より納得のゆくものになります。



英国物は男性的な表情をしていて、

出来上がりもシャープで男性的なラインが出ます。

僕たちテーラーの言葉で言うと〝仕立て栄え〟する生地です。







イタリア物は女性的で柔らかく、

軽やかで艶のある表情をしています。

仕立て上がりも柔らかく、色っぽい服になります。







着た瞬間から馴染むイタリア物に対して、

英国物は初めはなかなか馴染みませんが、着ているうちに馴染み、

愛着の湧く1着になる、といったイメージでしょうか。



この差は耐久性にも現れ、イタリア物は英国物に比べると弱く、

永く着たい、ハードに着たい、と云う事であれば、

英国物をお勧めします。



ここでは凄く荒っぽい言い方になりましたが、

詳しくは現物を手に取りながら、ご来店時にお伝えします。

今朝の朝刊に 『消えていく?紳士の合服』と云う見出しの記事がありました。



暑さや寒さが激しくなる季節の変わり目に着る間物(あいもの)が消えつつあるとか。



でもマッセアトゥーラでは 間物は健在です(笑)。

今の時期だと250~300g程度のウーステッドやコットン素材という間物素材。



冬になると、最近では見かけることが少なくなったフラノ素材など、

冬物と真冬物まで区別される方が少なくありません。



いくら空調が効いているといっても、お洒落に気を配る(楽しむ)男性諸氏と

そうでない方との二極化が、今後ますます進みそうですね。








昨日は店舗の定休日でしたので、出張に出てました。

仕事が終わった時には新大阪行きの最終が近く、バタバタと出たんです。

お礼のメールをしようと、気付いたら携帯はありませんでした(苦笑)。

今日お電話頂いた方、忘れてきた先のMさん、

皆さまご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。



画像はスタッフのT君、これからのシーズンの生地を覚えています。

お客様のご要望を伺った時に直ぐお出しできるように。

4500種類 頑張って♪




デジカメ直りました。

長らくダイアリーお休みしてごめんなさい。



さて そんな間にも続々と生地が入荷しました。

ロロピアーナを始め、インネスチャンバースドラッパーズEゼニアのニューサンプルも

フルラインナップで届いています。



現物の着分生地も、この前のピッティイマジネウォモで目立っていた

グリーンやエンジ系のジャケット地が、多数入荷してます♪




ドラッパーズの秋冬物のジャケット用の生地を発注しました。

綺麗な色が目立ちます! なんだかウキウキしますね♪



仕立てあがると、これが意外に大人っぽく落ち着いた感じになるのは

インポートの生地ならではです。



派手さを狙ってお仕立て下さった方は、思ったより地味やなぁと仰る事も。







生地を見る時は目の前で見ないで 5mほど離れて見て頂くと、

出来上がった時のイメージが湧いてきますよ。




下は黒地にピンストライプの入った生地です。

写真が上手く写せなくってごめんなさい。



このストライプ、実は銀ラメ糸なんです。

パット見は普通のピンストですが、光が当たると燦然と輝きます。

ごめんなさいウソです、〝微妙に〟

光りますからせクシーです(笑)。



いま時の柄ですね。

これは既に2着のご注文を頂きました。

紺や濃茶もあり、柄も3柄あります。




最近、紺色が人気ですが、紺といっても様々です。
ミッドナイトブルー(黒のような濃紺)、濃紺、ナス紺(紫がかった紺色)、
紫紺、鉄紺(鈍い濃紺)、花紺と数えあげるとキリがなく、この微妙な差にハマる人がいらっしゃいます。
実際、僕も紺を着るときは、着る紺と絶対に着ない紺があって、ひと目で見分けが付きます。
これはお客様にも同様、お勧めできる紺と、そうでない紺があるんです。
似合わない色を選ばれるとハッキリお伝えします(笑。
そこに加えて、また綾織平織朱子織といった一般的な織り方を始め、
ピンチェックやヘリンボーン、それにやバーズアイやシャドウなど、
ほぼ無地感覚で着ていただけるような織柄が加わります。

さらに仕上げ方法も、
ミルド(生地の表面を毛羽立たす)や、
クリアカット (生地表面の毛羽を取り除く)などがあります。

そんな諸条件に素材の違いを組み合わせると、バリエーションは無限大。
スーツは紺に始まり紺に終わると言われるほど奥深く、新入社員が着ている紺色のスーツと、
紺好きの人が着倒してきた紺色のスーツの着こなしは一目瞭然、全くの別物。お好みの『雰囲気』をお申し付け下さい。

下の画像は、Tさんにお選び頂いたミッドナイトブルーですが、
先染めで 縦糸と横糸が微妙に濃淡のある紺の糸で織られているので、
玉虫のように時には紫っぽくも見えます。
味わい深い色ですね♪

今日は 訳の分からない専門用語がたくさん出てきましたね。
お疲れ様でしたっ!(笑)



いよいよ夏です。

今日の大阪はホント暑かったですね~ という事で

自分用の夏のジャケットを創るため、

赤のシアサッカー地を探してみました。







赤といっても色んな赤がありますが、

僕にはウインター系のイタリアンレッドが似合います(笑)。



今回は1枚仕立てにします。

出来上がりが楽しみでワクワクしています♪

洋服でワクワクするって素敵だと思いませんか!

元気になるんです♪

次のA/WのE・ゼニアの生地サンプルです。

僕の大好きな色・織柄の生地を発見!

8月初旬の入荷です。

その生地というのは、今までもマッセアトゥーラで人気のあった生地より、

よりゴージャスに、そして品良く色っぽく。







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ええ加減やな~ 何でもありなんかいなぁ~

こらもう、ホンマ、マジでベタ褒めなんやって。

関西弁コテコテやんけぇ~(笑)。

(↑楽しいですよ♪)

先日お伝えしてた 『凄いコットン生地』です(笑)。







この光沢感は、残念ながら巧くお伝えできないです。

下の画像は フラッシュで光らせようとしたのですが、

それでも巧く写りません。

やはり着てみてドレープが生まれてみないと分からないと思います。

この凄さ、一度見に来て下さい(笑)。







何が凄いってこの生地、玉虫色に光り輝きます。

縦糸には 普通にベージュを使っているのですが

横糸にはワイン色を使っています。

パッと見はベージュでも光加減で色が変わります。

赤っぽく見える事もあれば、ベージュとワイン色が複雑に絡み合うと

時には緑っぽくも見えます。

バーバリーの玉虫色のトレンチコートのような、、と言えば

分かって頂ける年代の方も多いと思います(笑)。



他にもジル・サンダーが使ってるサテン地コットンも

2着分だけ確保できました。

こちらはスーツにしても勿論ですが、

コートに仕立てられてはいかがでしょうか。

探しても中々見付からなかった生地です。

今回10着分確保! 興奮の中で実況中継でした~♪

今日は新しい生地見本が届き、早速Yさんからご注文頂きました。

英国サヴィルローのヘンリープールと同等同数のラインナップを誇る

ホーランド&シェリーグループのインネスチャンバースのNewラインナップです。

今回は500柄の中から好みの300柄だけをセレクトしました。







自分の好きじゃない生地って、お客様にも勧められない性格なので、、苦笑。

勝手に皆さまのセレクトの幅を狭めてしまってごめんなさーい!



今日は久々に飲んできます♪ 5年前にシパダンで会った

広島の友人や他のダイバー友達と!