自分のスタイルを持っているのに、

世の中で売っている服に、そういう服が見付からない。

BCAメンバーが、某ファッション関連の学芸員の方と対談させて頂きました。



講義を受け終わった学生さんから、

「自分の着る服を、どうやって決めたらいい?」

との質問が増えてきているらしいのですが、その生徒さんは、

「流行のデザインの使い捨ての服も欲しいし、自分のライフスタイルにマッチした、

環境にも優しい服も欲しいし、、」と続けられるそうです。



メディアに振り回され、流行を着せられるのではなく、

自分に何が似合うのか、何が必要なのかを少し考えるだけで世の中は変わると思います。



使い捨てファッションや、ビジネスとしてのファッションが

蔓延してきている現状に、疑問や違和感を感じてきている消費者も少なくなく、

本当に自分に似合う服がどこにあるのか、

どうしたら、そんな服が着られるのかが分からないので、

とりあえず、自分が囲まれた環境(状況)の中で服を選んでしまっている。

そんな人たち(消費者)がとても多いという現状を、頻繁に目の当たりにされるそうです。



着る事に意識を持っている人たちがいるのだから、

作り手も意識を持った服を提案し、作る環境を整え、提供しなければ。



来春、学校の先生方に話す機会を頂きました。

『着るか、着られるか。』をテーマに話そうと思っています。

自分の意思で選んだ(オーダーした)服って大切にするし、直して着るし、

結局は、経済的なんですよね。。エコでもありますし、、皆さんそうおっしゃいますよ。

昔の日本の「もったいない」文化に立ち返るんでしょうね。



内容はこちらから → 『第12回 服育ラボ定期セミナー』



南イタリアのアマルフィー海岸

ポジターノで見かけた2人のおばあちゃんです。

別荘でもなく、普通の民家から出て来られ、足元はツッカケです。

空の色、家の壁の色、空気の色、街の色が違うと、人間も文化も変わるんですね。





イタリアじゃ、若者よりも、お爺ちゃんお婆ちゃんがお洒落!

それに関しては、以前お客様の会社の記事で書かせて頂いた事があるので、

是非、そちらをご覧頂ければと思います。






クリエイティブディレクターをされているHさんの携帯です。

「それ、ブラックベリーですか?」と聞くと、

「よく間違われるんです」と。





僕もブラックベリーを買おうとした事があったのですが、

使う自信がなかったので、止めたんです。



Hさんは、パームを使い始めて10年ちょっとになるそうで、

この携帯、Treoも同機種3台目で、代替機?予備機?部品取り機!?も何個かお持ちとか、、

「こいつが無くなると、仕事どころかライフスタイルまで変わってしまいますから、、」



色々と見せてもらったのですが、やっぱり僕には無理ですね。(汗)

でも、、凄くシンプルで使いやすいそうで、

やはり使い手を選ぶ端末です。

あ~、それにしても、めちゃくちゃ格好いいですね。

飾りで持とうかな?(爆)






La Main qui Pense

日曜の最初のお客さまのAさんが、

わざわざこの日の為に!前日にに予約して

当日ピックアップして持ってきて下さったマカロンです。

僕には、、今までのマカロンとは、全く別物に思えたんですけど。





皆さん、ホントに色々なお土産をありがとうございました!






Mさんから「お祝い」で頂きました。





裸麦を使った佐藤は、黒と白に次いで「茶」です。

煎られた『ハダカムギ』の風味は、お湯割りにすると際立ちます。








とあるデニム工房に打ち合わせに伺った際、思わぬ洋服に出会いました。

それは、旧・大日本帝国陸軍将校の将校クラブの制服です。

かなりの部分が手に針を持って縫われています。





既製服が台頭してきたのは1970年頃で、

それまで、既製服が占める割合は50%に満たず、

時代背景を考てみれば、当たり前のことかもしれませんが、

制服でありながら手縫いとは、今だと「なんて贅沢な!」って感じです。

↓ 手縫い感、てんこ盛りのパンツです!





縫い付けられていたタグです。この洋服は、

足袋の仕立てをされていらっしゃった方が縫われたそうです。

着物文化の日本では、洋服が入ってきた当時は足袋職人が起用されたと聞きます。

着物は直線縫いですが、足袋は曲線、「なるほど~」って感じでしょ。(笑)





1972年に

VAN等の出資によって

ラングラージャパンが設立され、

その時に初めて売り出されたGジャンです。








何から何まで手をかけた手縫ジャケット
選んだ生地は、今では生産されていない英国産6プライ。
これから着込むにつれ、どんな表情に変わってゆくのか密かな楽しみです。

イタリアで縫ってもらうので、完成までに時間はかかりますが、
そんな時間は、これからの付き合いを考えると、むしろ楽しみに変わります。
6プライの織りの現場は、以前の出張で訪れていますので、
後日改めて、ご紹介させて頂きます!



お盆、久し振りに大好きな本屋さんに行ってきました。

学生時代、飲みに行ったりするのも、この辺りが多かったです。

実家から自転車でブラブラ、のんびりしました。

びっくり箱のような本屋さんです。





家に帰ると親戚が集まっていて、

五山の送り火、裏山に火が灯るまで酒盛りでした。

ここ数年、こんなまったりとしたお盆の過ごし方が続いています。






今日は、日帰りで名古屋出張。

お約束まで少し時間があり、ブランチで『糖朝』のマンゴプリン。

仕事が終わってKちゃんと再会して、今度はコメダ珈琲のフルコースです。

「名古屋名物、いっとかなあきませんよ!」と、Kちゃんに誘ってもらった2件はどちらも、、





、、デザート系でした。(笑)






ハッダースフィールドで週末を迎えたので、

中世の面影を残すヨークシャーの古都、ヨークにOneDayTrip!!


ここは日本で云うと京都のようなところで、

中心部は、古代ローマ~中世にかけて築かれた城壁に囲まれ、

城壁の全長(周囲)は5キロ程ですから、直径だと僅か1.5キロ程の小さな町(旧市街)です。





この町について、取引先に教えてもらったのですが、

英国史の縮図、と言うだけあって激動の歴史を歩んできたようです。

古代ローマ帝国が、イングランド島にまで勢力を伸ばした時代、

この地にローマ軍が要塞都市を作り、1~5世紀初頭まで駐屯が続いたそうです。



ローマ軍が撤退した後、

残された地元ケルト人が小国家を作ったそうですが、

北ドイツ・ゲルマン人の流れを汲むアングロサクソン人によって略奪されました。



その後さらに9世紀に入ってからは、

北方民族であるデーン人(ヴァイキング)によって侵略され、

続いて11世紀にはノルマン人(ヴァイキングの子孫)によって占領劇が繰り返されました。

そのためヨークの城壁内には、中世以来の町並みが綺麗に残っています。





そして、中世終期に栄えた羊毛産業によって繁栄期を迎え、

17世紀の内乱時代、ジョージアン時代、ヴィクトリア朝時代、そして途中、

産業革命による羊毛産業の衰退と木綿産業の繁栄を経て現代へと英国の歴史は流れます。



ちなみにヨークという呼び方は

9世紀のころ、ヴァイキングの襲撃によって、

この地がヴァイキング王国の首都として『ヨーヴィック』と名付けられ、

これが現在の呼び方、ヨークの由来になったようです。



バイキング・フェスティバル?で、

街のあちこちでフードフェアも開催されていました。

バイキングをパチリ!ヴァイキングの子孫なのか、凄かったですよ。





これは、ヨークミンスター(大聖堂)です。





馬車が、中世時代のイメージを掻き立ててくれます!





のぼってみました。旧市街(城壁内)が一望!

800年近く前の初期イギリス式、イギリス最大のゴシック建築!!





シャンブルズと呼ばれるエリアは細い路地が集まっていて、

ここには14世紀頃の建造物が、今でも当時の面影を残したまま佇んでいます。

ここはテーマパーク?と思ったら、なんと!当時の建物を修復しながら使い続けているそうです。





木は、伐採されるまで、

生きてきただけ時間をかけて朽ちてゆきます。

今の日本の住宅に使われる木は30年で伐採されるので、30年で、、(汗)

これらは何年前の、、日本の社寺建築でもそうですけどね。





地震の少ない英国では、

木造家屋が被害を受けることは少なく、

それに戦争(空襲)の被害もほとんどありませんでした。

それゆえに、日本と比べるのは無理がなくはないのですが、なにより

古いきは良し、変わらぬは良しとする英国人の歴史・文化、そのものではないかと思います。

我々日本人も、戦後捨て去ってきた物を取り戻すには、

英国に気づかせてもらう事が多くありそうです。





キャッスルミュージアムで見つけたボタンナップブーツです。

日本でも明治時代に、大塚製靴によって製造され、売られていたようです。





紳士服の起源、軍服です。

詳しいことは分からないのですが、

ボーア戦争以前(1902年)の物だと思います。





1日ヨーク散策を堪能した後、

氷点下と云うのに喉が渇いて、ヨークで夕食を。。

それが運のつき?暖房がガンガンに効いた電車で酔いもさらにまわり、

気づいたら次の駅まで、、氷点下13度!戻る電車は1時間後!仕方なしにまた、、

駅の構内にある、こんなバーで呑みました。(笑)

寒いからエネルギーを使うのか、さほど酔わないんですよね♪