京都のSさんが選ばれた「グレージュ」のスーツ。

Kid MOHAIR 50%混のスキャバルのオイスターべイ、ビカビカに光ってます。

この「グレージュ」って色が、少ないんですよね~、意外に。






モードっぽい雰囲気。

どうでしょう、シルエットばかりか、

細部にモードっぽさを散りばめてみたのですが、、

着丈も、Yさんのオンタイムのジャケットより2cm短くしています。





画像が悪くて、細部まで見えませんね。(汗)






Tさんのホーランド&シェリーのアイリッシュリネンジャケット(スペンスブライソン製)。

ヴィンテージとまではいきませんが、20年以上は経っていますから、

正真正銘、アイルランドで栽培していた頃の生地です。

最近2着、続けざまにオーダー頂き、

残り1着となりました。








田中仁史さま、世津子さま

田中仁史さま、世津子さま

田中仁史さま、世津子さま(大阪府/プラント検査)からのメッセージ
「え、結婚式の衣装を自前で?」
思いもよらぬ提案にちょっとびっくりしました。

2008年6月8日<土佐堀のレストラン、『サリーレ』での結婚式>
その自前の衣装で、晴れの舞台を飾ることができました。
すばらしい提案をしてくれた柳瀬さんに感謝します。
そして、
僕と同じように、
結婚式の衣装を自前でと考えてる、
諸兄の参考になればと思い、寄稿します。

【2007年9月19日】
結婚前に両家家族の食事会を開くことになり、
そのための3シーズン用の濃紺スーツを作ろうと、マッセアトゥーラを訪ねました。
そこで結婚式も視野に入れたスタイルを柳瀬さんが提案してくれました。
◆1.濃紺のスーツをオーダーし、式ではモーニングをレンタルする。
◆2.黒のスーツをオーダーし、
◇a.別途ディレクターズスーツのパンツをオーダーする。
◇b.別途千鳥格子のパンツをオーダーする。

1)が、一番のフォーマルスタイルです。

a)は式後、冠婚葬祭時のセミフォーマルウエアになります。
日本式のブラックスーツは、ほんとはフォーマルではないとのことです。

b)はフォーマルでも、冠婚や宴の席に限定した組み合わせ、
ファンシーディレクターズということで、蝶ネクタイで華やかな感じを出します。

モーニングもかっこいいと思いましたが、そのレンタル料をスーツ代にまわせる分、
2)のほうがいいかなと思い、結局、2)のスタイルを選びました。

a)かb)かは、春にまた相談しましょうということで、
今回は、ブラックスーツ上下のみのオーダーになりました。

ついでに、
結婚式プロデュースの会社、
大阪のブライダル工房も紹介してもらいました。


【2007年10月26日】<ブラックスーツ完成>
オーダースーツは、袖を通すだけで気持ちいいですね。
黒のスーツだと葬式スタイルになるかとおもいきや
われながら渋くてかっこよかったです。
シルエット自体は、今までのスーツで完成しているので、今回は微調整のみです。

【2007年11月4日】<ホテルサンルート関空「白水」にて>
両家お食事会はブラックスーツの効果か、なごやかに終わりました。

【2008年3月11日】<マッセアトゥーラ再訪>
ディレクターズだと遊びには着ていけないので、
着る機会が限られるなと思い、2-b)スタイルに決定しました。
あと蝶ネクタイ用に、ウイングカラーのホワイトシャツもオーダーしました。

【2008年4月12日】<千鳥格子のパンツ及び、ウイングカラーシャツ完成>
当日は婚約者(当時)といっしょに取りに行きました。
彼女もかなり気に入ってくれました。
靴と蝶ネクタイについても柳瀬さんのアドバイスをいただき、
フェアファクスの蝶ネクタイと、
トレーディングポストで、エナメルのストレートチップを買いました。
帰りは柳瀬さんお奨めの店で、楽しく飲んで帰りました。

【2008年6月8日】<結婚式当日>
人前式のスタイルで、思い出に残るものとなりました。


田中仁史さま、世津子さま

番外編。
【2008年11月3日】<石井慧選手 五輪祝勝会>
石井選手のお父さんが、我が母校であるT高校の体育教師だった縁で、
結婚式と同じスタイルで、祝勝会に参加しました。
マッセアトゥーラのスーツ、やっぱりかっこよかったよ。

(2008.11.18)


柳瀬より・・・ 田中さん、世津子さん、
まずは、「ご結婚おめでとうございます!」
人生の晴れの舞台の衣装、そして奥様を引き立たせる為の衣装を
お任せ頂けたこと、大変嬉しく、また喜んでいただけて、光栄に思っております。

思えば、当然のことですが、僕自身も、
マッセアトゥーラのスーツで、ブライダル工房さんでお世話になりました。
何か必要以上に、田中さんとは親近感を覚えてしまいます。(笑)

また、今回の寄稿につきましては、
これからご結婚される皆さまが衣装を考えられるとき、
ヒントにして頂けるようなご配慮で書いていただけた事が伝わってきます。
今後とも変わらず、またブライダル工房のOB同志としても、宜しくおねがいいたします!(笑)

ご結婚式用の衣装と云う事でオーダー頂いたリチャードさんご夫妻から、

ご結婚式当日のお写真を送ってきて頂きました。





お2人は京都市北区にある世界文化遺産『上賀茂神社』で挙式を上げられました。

ここは僕の実家から、歩いて15分ほどのところにあり、

僕自身も、何かしら縁を感じた物作りをさせて頂くことが出来ました。





お写真を見て頂けば分かりますが、奥様が引き立った衣装になりました。

結婚式の男性の洋服って、女性を引き立たせる為に存在します。

そういうリチャードさんの奥様に対する思いが、衣装に込められていると思います。

その中でも、どうやって個性を出すか、

奥様のドレスに合わせた色選びをはじめ、シャツの襟。

控えたさり気な個性がリチャードさんらしい衣装に仕立て上がりました。





最初のご来店から、お渡しまで、リチャードさんだけの日も含めると、合計6回のご来店。

途中、オーストラリアのお友達とも一緒にご来店下さったり、、

僕にとっても、とっても楽しいひと時でした。



リチャードさん、桐子さん、この日を決して忘れる事なく、末永くお幸あわせに!





ずっと手を引き、手を取り合いながら、、





このような機会を頂き、本当に本当に、ありがとうございました!

それでは頂いたお手紙を紹介致します。





柳瀬さんへ

お久しぶりです!! お元気ですか。

リチャードのスーツ作成の際にはとてもお世話になりました。



そして結婚式当日ですが、とても素晴らしい一日になりました。

写真をずっと送りたかったのですが、忙しくしていて遅くなってしまいました。



リチャードはまた?インテルを応援しにスペインはマドリードに行ってきました。

ヨーロッパチャンピオンになりました!! 彼にとっては、人生で最高の年だそうです(><)



写真を何枚か送りますが、まだまだたくさんありますので

今度日本に帰国した際にはご覧になってください。



もしオーストラリアからこんな物が欲しいというのがあれば教えてください。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

キング・リチャード 桐子



追)

やっぱりスーツとドレスって

人を輝かせるというか、化けさすというか、一日プリンス&プリンセスでした。





掲載は、お2人のご了解を頂いております。


綺麗ですね~ 朱子織(サテン)のストライプの存在感が、

ボイルの透け感の中に際立っています。

アルモのボイル地の中でも、夏のドレス素材として僕も大好きな生地です。





Oさん、ボイルの着用感や雰囲気にハマって下さるでしょうか、楽しみです。





今回のシャツは、前回の英国シャツの型紙から、

イタリアシャツのバランスに、型紙を作り替えました。






白×白のシアサッカー、粋ですね。

Kさん、いつもどうもありがとうございます。





女性ならではの、インナー遊びで夢は無限大です。








「うわっ!めっちゃ軽いな~」

この生地、綾織(ツイル)なので光沢感があります。

シルクをフィラメントする(混ぜる)事で、

厚手に仕上がりがちな綾織を、すごく軽く仕上げています。

シルクは軽くて、綿の1.5倍もの吸放湿性、速乾性があり、夏に最適です。



ただ強度面では、色落ちやスレが発生しやすい素材なので、

あまりガンガン着て頂くタイプではありません。

ロロ・ピアーナのサマータスマニアン

是非一度、お試し下さい。








右の「白×白」サッカー、
羽織られた瞬間、ご注文を頂きました。
カッチョッポリのポリ混のサッカーは、着用感も最高です。
ポリ混嫌いな方は、ポリ混大好き!になりたくなければ、どうかご遠慮下さいませ。
綿100サッカーとは、見た目以外、何もかもがビックリ異次元です。







涼しいシャツ、、
そんなご要望にはボイル地を是非。
白以外にも色物もありますので、追って紹介致します。
画像は、釦位置を決める前のシャツで、釦付け&プレス前の状態が2着です。
スイスのアルモの生地で、とても涼しく、皺になりにくく、汗を吸い取った瞬間、すぐに乾きます。