いつもオーダー下さるNさんのコットンスーツをお預かりし、
千葉県君津市にあるナチュラルクリーンさんにケアの依頼をしました。
今までの僕の経験からしても、整合性のとれない情報ばかりが頭の中をグルグル回って、、
お手上げ状態で「困った時のナチュラル頼み!」でお願いしました。
弊店のお客様にもご愛用者のお客様はとても多くて
いつもお世話になっているお店です。
以前、大阪駅前の伊勢丹に窓口があったのですが、
今は福岡岩田屋さんと新宿伊勢丹と日本橋三越本店だけになってしまいました汗。
来年2月3日には、札幌三越がOPENするそうです。でも大阪は、、涙。
で、、今回の経緯は
ナチュラルクリーンの中田代表が書いて下さっています。
以下にリンクを張っておきます。
あと、そもそも今回このような事になった原因は
上着を1着縫うのに針が24本も折れるほど目の詰まったコットンで、
Nさんに僕が「ガンガン着て馴染ませて下さい」と(だけ!)伝えていたからなんです。
生地が馴染む感覚が最高!と云うことで、完成後一気に着込んで下さったので、
ウールより吸水性の高い綿素材ですから、人間の不感蒸散によって
生地に染み込んだ水分が抜けずに蓄積されたようです。
僕の説明不足でした、、申し訳ありません。
リンク:ナチュラルクリーン『油ジミのコットンスーツ/2014年11月5日』
千葉県君津市にあるナチュラルクリーンさんにケアの依頼をしました。
今までの僕の経験からしても、整合性のとれない情報ばかりが頭の中をグルグル回って、、
お手上げ状態で「困った時のナチュラル頼み!」でお願いしました。
弊店のお客様にもご愛用者のお客様はとても多くて
いつもお世話になっているお店です。
以前、大阪駅前の伊勢丹に窓口があったのですが、
今は福岡岩田屋さんと新宿伊勢丹と日本橋三越本店だけになってしまいました汗。
来年2月3日には、札幌三越がOPENするそうです。でも大阪は、、涙。
で、、今回の経緯は
ナチュラルクリーンの中田代表が書いて下さっています。
以下にリンクを張っておきます。
あと、そもそも今回このような事になった原因は
上着を1着縫うのに針が24本も折れるほど目の詰まったコットンで、
Nさんに僕が「ガンガン着て馴染ませて下さい」と(だけ!)伝えていたからなんです。
生地が馴染む感覚が最高!と云うことで、完成後一気に着込んで下さったので、
ウールより吸水性の高い綿素材ですから、人間の不感蒸散によって
生地に染み込んだ水分が抜けずに蓄積されたようです。
僕の説明不足でした、、申し訳ありません。
リンク:ナチュラルクリーン『油ジミのコットンスーツ/2014年11月5日』
最近、真夏はスーツどころか、ジャケットも着なくなたと仰るYさん。
夏はもっぱら、シャツとパンツのオーダーばかりです。
今年4本目のパンツは、コットンのソラーロ。
ビジネスシーンではベージュやブルー系が多くなりますので、
少しずつ変化のある生地をお勧めする中、特にこれは気に入って頂けました!
秋口に向けてスーツでお勧めしたのですが、真夏にパンツばかり着ると上下で色が変わるからと、
秋は秋で、改めてコットンスーツをオーダーしたいと言ってもらいました。
もう少し、ウエイトのある生地を探しておきますね!!
ちなみに、コットンパンツといっても、ドレスとカジュアルがあります。
汗をかいたり皺が入ったからといって毎回洗っていると、
どんどん白っぽくなって光沢感もなくなり
カジュアル化?してきます(笑。
カジュアルで着るコットンはザックリした雰囲気ですが、
ドレスタイプはサラッとした雰囲気で、ビジネスで着るこちらのタイプは
あまり洗わないようお勧めします。かといってドライじゃ汗は抜けませんから、やっぱり水洗い!
上のベージュ部分の文章をクリックして頂くと、
過去に書いた『ナチュラルクリーン訪問記』をご覧いただけます。
同じように色の変わっている文章をクリックして頂くと、どんどん飛ぶように設定しています。
じゃあ、どうするか、、ステテコです(笑。パンツのラインが崩れるといわれそうですが、
ここまで不快な日本の夏には、これしかないのでは?と思うくらい、
穿かないより穿いた方が快適だし、汗もブロック!
子供の頃、ステテコって「おじさん」のイメージがありましたが、
いま思うと理にかなってるし、スーツは初任給の2~3か月分していた時代なので、
スーツを大切にする意味もあったんだろうなって思いつつ、自分も《おじさん化》したのか、、微妙です(笑。
夏はもっぱら、シャツとパンツのオーダーばかりです。
今年4本目のパンツは、コットンのソラーロ。
ビジネスシーンではベージュやブルー系が多くなりますので、
少しずつ変化のある生地をお勧めする中、特にこれは気に入って頂けました!
秋口に向けてスーツでお勧めしたのですが、真夏にパンツばかり着ると上下で色が変わるからと、
秋は秋で、改めてコットンスーツをオーダーしたいと言ってもらいました。
もう少し、ウエイトのある生地を探しておきますね!!
ちなみに、コットンパンツといっても、ドレスとカジュアルがあります。
汗をかいたり皺が入ったからといって毎回洗っていると、
どんどん白っぽくなって光沢感もなくなり
カジュアル化?してきます(笑。
カジュアルで着るコットンはザックリした雰囲気ですが、
ドレスタイプはサラッとした雰囲気で、ビジネスで着るこちらのタイプは
あまり洗わないようお勧めします。かといってドライじゃ汗は抜けませんから、やっぱり水洗い!
上のベージュ部分の文章をクリックして頂くと、
過去に書いた『ナチュラルクリーン訪問記』をご覧いただけます。
同じように色の変わっている文章をクリックして頂くと、どんどん飛ぶように設定しています。
じゃあ、どうするか、、ステテコです(笑。パンツのラインが崩れるといわれそうですが、
ここまで不快な日本の夏には、これしかないのでは?と思うくらい、
穿かないより穿いた方が快適だし、汗もブロック!
子供の頃、ステテコって「おじさん」のイメージがありましたが、
いま思うと理にかなってるし、スーツは初任給の2~3か月分していた時代なので、
スーツを大切にする意味もあったんだろうなって思いつつ、自分も《おじさん化》したのか、、微妙です(笑。
いつも鮮やかなジャケットをオーダー下さるNさんは、
お手入れも、きっちりとして下さるので、いつも良い状態で着て頂いています。
『足元を見る』という言葉がありますが、
特に西欧では、高価な靴を履いているか?だけではなく、
どれだけ手入れをしているかを見る事で、その人となりまでを見ます。
自分の靴すら大切に出来ない人を仕事のパートナーとして信頼できないと聞いた事も、、
Nさんのお洋服を見せて頂くと、僕はいつも嬉しくなります。
たまに、ここでは言えない理由でズッコケますが、それもNさんのお人柄です。(笑)
この3着とも、ナチュラルクリーンさんに出させて頂きますね♪
お手入れも、きっちりとして下さるので、いつも良い状態で着て頂いています。
『足元を見る』という言葉がありますが、
特に西欧では、高価な靴を履いているか?だけではなく、
どれだけ手入れをしているかを見る事で、その人となりまでを見ます。
自分の靴すら大切に出来ない人を仕事のパートナーとして信頼できないと聞いた事も、、
Nさんのお洋服を見せて頂くと、僕はいつも嬉しくなります。
たまに、ここでは言えない理由でズッコケますが、それもNさんのお人柄です。(笑)
この3着とも、ナチュラルクリーンさんに出させて頂きますね♪
30年前に編まれた古着のニットを洗ってみました。
シェットランドWOOLで編まれたフェアアイルのカーディガン(右)です。
手に入れた時ガシガシしていたので、家で手洗(釦穴は鹿革!)すると化学薬品の臭いが、、
倒れそうになりました。
その後も、しばらく気分が悪くて、、
3回ほど連続して、手洗いを続けたのですが、
今度は手がガシガシ!手の脂分までなくなってきたようです。
洗っているお湯が真っ黒けの状態から、ある程度まで綺麗になった時点で、
今度は柔軟仕上げ剤に漬けてみると、、最初と比べると随分と『ふんわり』したようです。
お湯のニオイや汚れの分だけ溶剤が残留していた衣類を着るかと思うと、ちょっと怖いものがあります。
これで気持ちよく袖を通せるようになりました。
こんな事があって思い出したのですが、
以前(10年程前)、マッセアトゥーラで買って頂いたスーツを
安心してクリーニングに出して頂けるお店を探していた時、ある技術者と出会いました。
そのお店は、いったんドライクリーニングをしたあと、
そのドライ溶剤を抜くために、さらに染み抜き工程を加えていました。
聞くと、それは特別な事ではなく、「私は、当たり前の事を今でも変わらず続けているだけです。」と。
その技術者は褒章を貰われている方で、その方が輩出した技術者も多いようです。
当たり前の事を当たり前に続ける、、
利益至上主義に向かうあまり、それが出来てない、、
それが悪いとは言えないけれど、引き換えに何を失っているのか、、
そこまで考えないと、きっと取り返しのつかない方向に向かってゆくのでしょうね。
だって消費者は技術者ではないのだから、
伝えるべき事を伝えないと、大部分は安価なモノに流れると思います。
意味もなく人の手をかける必要はありませんが、技術をお金に換える努力をせずして、
売れる方向(安くする)に舵取りをするだけでは
技術は残らないと思います。
シェットランドWOOLで編まれたフェアアイルのカーディガン(右)です。
手に入れた時ガシガシしていたので、家で手洗(釦穴は鹿革!)すると化学薬品の臭いが、、
倒れそうになりました。
その後も、しばらく気分が悪くて、、
3回ほど連続して、手洗いを続けたのですが、
今度は手がガシガシ!手の脂分までなくなってきたようです。
洗っているお湯が真っ黒けの状態から、ある程度まで綺麗になった時点で、
今度は柔軟仕上げ剤に漬けてみると、、最初と比べると随分と『ふんわり』したようです。
お湯のニオイや汚れの分だけ溶剤が残留していた衣類を着るかと思うと、ちょっと怖いものがあります。
これで気持ちよく袖を通せるようになりました。
こんな事があって思い出したのですが、
以前(10年程前)、マッセアトゥーラで買って頂いたスーツを
安心してクリーニングに出して頂けるお店を探していた時、ある技術者と出会いました。
そのお店は、いったんドライクリーニングをしたあと、
そのドライ溶剤を抜くために、さらに染み抜き工程を加えていました。
聞くと、それは特別な事ではなく、「私は、当たり前の事を今でも変わらず続けているだけです。」と。
その技術者は褒章を貰われている方で、その方が輩出した技術者も多いようです。
当たり前の事を当たり前に続ける、、
利益至上主義に向かうあまり、それが出来てない、、
それが悪いとは言えないけれど、引き換えに何を失っているのか、、
そこまで考えないと、きっと取り返しのつかない方向に向かってゆくのでしょうね。
だって消費者は技術者ではないのだから、
伝えるべき事を伝えないと、大部分は安価なモノに流れると思います。
意味もなく人の手をかける必要はありませんが、技術をお金に換える努力をせずして、
売れる方向(安くする)に舵取りをするだけでは
技術は残らないと思います。
これは4年目になる僕のアイリッシュリネンのジャケット。
今朝、水で丸洗したのですが、このままでも良い感じで着れそうですね。(笑)
いやいや、このジャケットはドレスで着たいのでプレスします。
その代わり、ショート丈でもう1着作ろうかな?(笑)
けっこうハードに着て汚れていましたが、
ドライでは落ちない汗染み(水溶性の汚れ)なんかも、
きれいサッパリ落ちました。
慣れない方はプロに任せた方が安心です。
今朝、水で丸洗したのですが、このままでも良い感じで着れそうですね。(笑)
いやいや、このジャケットはドレスで着たいのでプレスします。
その代わり、ショート丈でもう1着作ろうかな?(笑)
けっこうハードに着て汚れていましたが、
ドライでは落ちない汗染み(水溶性の汚れ)なんかも、
きれいサッパリ落ちました。
慣れない方はプロに任せた方が安心です。
スーツを水洗いした後の、生地の
ハリやコシ、光沢の出し方を確かめたくって、
東京展示会のあと、ナチュラルクリーンさんに伺いました。
生地の表情は、最後の整理(フィニッシング)で決まるとも言われているほど。
水洗い後の仕上がりも、この工程がとっても大切なんですよねぇ~。
水洗いすると、生地は
フィニッシング前の状態に戻ります。
それを整理(フィニッシング)後の状態に戻すのが、
今回ナチュラルクリーンさんに伺った理由である、加工剤なのです。
摩周湖に霧が立ち込めるように、
この洋服には、三種類の加工剤を全体に噴霧していきます。
この加工剤の噴霧は中田代表曰く、名づけて「霧の摩周湖」だそうです。(笑)
ボディープレス中も摩周湖状態です。(笑)
ボディープレスの温風で、しっかり加工剤を定着させます。
加工剤のブレンドは、素材に合わせて変えて下さっています。
マッセアトゥーラから出す場合は、仕上げの風合いまで指示(お願い)しています。
その加工剤は、専門業者さんとの共同開発で、
必要なものがあれば、独自に開発してもらったりする事もあるそうです。
今回もありがとうございました。
いつ伺っても、本当に気持ちの良い会社です。
『心まで』洗われたような、清清しい気持ちにさせて下さいます。
ハリやコシ、光沢の出し方を確かめたくって、
東京展示会のあと、ナチュラルクリーンさんに伺いました。
生地の表情は、最後の整理(フィニッシング)で決まるとも言われているほど。
水洗い後の仕上がりも、この工程がとっても大切なんですよねぇ~。
水洗いすると、生地は
フィニッシング前の状態に戻ります。
それを整理(フィニッシング)後の状態に戻すのが、
今回ナチュラルクリーンさんに伺った理由である、加工剤なのです。
摩周湖に霧が立ち込めるように、
この洋服には、三種類の加工剤を全体に噴霧していきます。
この加工剤の噴霧は中田代表曰く、名づけて「霧の摩周湖」だそうです。(笑)
ボディープレス中も摩周湖状態です。(笑)
ボディープレスの温風で、しっかり加工剤を定着させます。
加工剤のブレンドは、素材に合わせて変えて下さっています。
マッセアトゥーラから出す場合は、仕上げの風合いまで指示(お願い)しています。
その加工剤は、専門業者さんとの共同開発で、
必要なものがあれば、独自に開発してもらったりする事もあるそうです。
今回もありがとうございました。
いつ伺っても、本当に気持ちの良い会社です。
『心まで』洗われたような、清清しい気持ちにさせて下さいます。
今日はナチュラルクリーンの中田代表がお越し下さいました。
色々な話題の中で、先日のダイアリーに補足?訂正すべき点がある事に気付きました。
> 今までだと、キューティクルが痛んで縮みが起きやすかったからだそうですが、
> より水が進化したことでネットに入れなくても、
> ポケットなどに躾をかける程度で、そのまま洗えるようになったとか。
については、生地の型崩れや縮みに対して言えることであって、
縫製に対してですと、イタリア製の、縫いの甘い高級手縫いスーツなんかは、
あちこち糸が解けまくって大変な事になるので、今でもネットで固定して洗っているそうです。
今日も洋服のケア(クリーニング)のこと、
仕事への取り組み方や姿勢の話など、多岐にわたるお話、
楽しく過ごさせて頂くことができました、いつもありがとうございます!!
色々な話題の中で、先日のダイアリーに補足?訂正すべき点がある事に気付きました。
> 今までだと、キューティクルが痛んで縮みが起きやすかったからだそうですが、
> より水が進化したことでネットに入れなくても、
> ポケットなどに躾をかける程度で、そのまま洗えるようになったとか。
については、生地の型崩れや縮みに対して言えることであって、
縫製に対してですと、イタリア製の、縫いの甘い高級手縫いスーツなんかは、
あちこち糸が解けまくって大変な事になるので、今でもネットで固定して洗っているそうです。
今日も洋服のケア(クリーニング)のこと、
仕事への取り組み方や姿勢の話など、多岐にわたるお話、
楽しく過ごさせて頂くことができました、いつもありがとうございます!!
1年ぶりに、君津市のナチュラルクリーンさんにお邪魔してきました。
ナチュラルテイストに溢れたエントランスです。
※10月20日に伺ってきました!
日本全国から届く洋服(靴や鞄といった革製品も)は、
入荷次第データ管理するために、入荷日やお名前など、その全てが登録されます。
また、水洗い後の縮みをなくす(戻す)ために、寸法も測られます。
水洗いに入る前に、ポケットなど型崩れが著しい部分には躾けがかけられます。
1年前、この工程はありませんでしたが、
あるお客様のクレームが、この工程を入れるキッカケに。
「ナチュラルクリーンの成長は、お客様の声を大切にする事です!」
確かに、、1年前に伺った時より、工程が細分化され(追加され)ていましたね。
僕が着ていったジャケットを実際に洗わせて頂く事に!(笑)
ポケットに躾をかける事で、以前のように、洗濯袋に入れることなく、直接放り込み、
中田代表曰く、「この方が綺麗になるやん!♪」と。
今までだと、キューティクルが痛んで縮みが起きやすかったからだそうですが、
より水が進化したことでネットに入れなくても、
ポケットなどに躾をかける程度で、そのまま洗えるようになったとか。
冗談っぽく、「この方が綺麗になるやん!」って言われたので、
てっきり僕の私物だから、、みたいなノリかと(汗。。
ちゃんとした根拠があっての事で、
焦って損しました(笑。
洗いも、グルグル回すのではなく、
特別なプログラムによって、3段階で汚れを落とします。
お風呂上りの石鹸の匂いがします(笑♪
先ずは裏返した状態で、立体プレス機にかけて皺を伸ばします。
以前、コメント欄でやり取りしたように、如何に濡れた状態の時に復元するか、
それが水洗いの際、とても大切な意味をなすそうです。
確かに、自宅でシャツのアイロンを掛ける時にも同じ事が言える事を実感しています。
ロッキーのテーマソングを流し、ノリノリで現場に入られる中田代表!
部分的に、ハンドでプレス機の効果を補ってゆきます。
生地別の加工剤を吹きます。
これはドライクリーニングでも使いますが、
従来型の工程は、ウールでもモヘアでもカシミアでも麻でも、、
同じ溶材を使うのですが、それが仕上がり時の風合の違いの原因となります。
それは水洗いだと、なおさら顕著に現れますので、この見極めはとても大切になります。
言い添えますが、僕は何度も生地を織る現場を見に行っていますが、
どの生地も織り上がってからの整理工程が大切となり、いわば女性で言う化粧にあたります。
生地(女性)にとっての整理(化粧)は、とても大切で、
整理次第で、生地の表情(仕上がり)は、如何様にも変わります。
この辺りの違いを実感して頂くには、現物を見ながらすると面白いですよ
話がそれるので、それはご来店の方々への特典と云う事で!(笑←やらしっ!爆)
画像がコロコロ変わって、ごめんなさい。
またまた僕のジャケットですが、加工剤を入れ、及川さんに作業を代わって頂きました。
自分でやってみたのですが、簡単そうで、思ったように出来ません。
全く関係ありませんが、及川さんのポロシャツ、
僕の大好きなバーバリアンでした。
フレンチブルーが綺麗!
前夜に急に決まって同行のKちゃん、これまた自前のマッキントッシュで奮闘中です。
ある程度までシルエットが復元し、皺がとれれば、静止乾燥工程に入ります。
この工程も従来型では、一般的にタンブラー乾燥といって、
衣類を回転させながら乾燥するので、洋服の伸縮や風合いの変化を起こす可能性があります。
これまでの工程でも、かなり完成形に近づいているのですが、
ここからさらに、アパレル工場並みのプレス設備によって形成してゆきます。
この工程も、従来型のクリーニングでは一般的にシワを伸ばすだけにとどまるので、
平面的にぺッチャンコに仕上がり、せっかくのシルエットが崩れます。
もとから平面的で薄っぺらい洋服ならそれでもいいですが、
立体的に仕立てられた洋服となると、トホホです。
大切な部分はハンドで仕上げてゆきます。
この工程の有無で、かなり着心地を左右しますから。。
最終工程が完了して、検査工程があるのですが、
素人目に見て分からないような、わずかなシミやプレス不良が容赦なく返ってきます。
こんな程度でプレス不良って言ってたら、普通のクリーニングだとどうなるの?
そんなレベルで返ってくるから、たまに現場同士でひと悶着(笑。
画像は特殊染み抜きの工程を受け持つ山田会長です。
見ても気付かない、言われても分からないような、
そんなレベルでも、チェックに引っかかって容赦なく戻されてきます。
Kちゃんの、もう1着のマッキントッシュも、
彼の中では納得でしたが、最初の段階まで押し戻されました。
超音波で強力にコビリ付いた汚れを浮かばせるのですが、流石のKちゃんも泣きが、、
いや、超音波で洗剤が飛び散ってきての男泣き?かもしれません(笑。
暑い環境の中、大変な作業が続くのですが、
今回初めて自分でやらせてもらい、最初は楽しかった作業も、
最後の方は技術者の方に素直に、「お願いします!」って言いたくなりました。
今回は丸一日、お世話になりました。
色々と書きたい事が、山ほど沢山あるのですが、
特に印象的だったのは、「工房の中を見て貰えて嬉しい。」
「それは、ウチから出てゆく洋服を見るのではなく、どうしてそんな服になって出てゆくのか、、」
「その回答こそ、現場にある訳だから、現場を見てもらいたいのです。。」
今回も、貴重なお時間を惜しみなく頂き、ありがとうございます。
スーツを販売する立場として、この経験を生かして、
少しでも長く洋服を着続けてもらうことで、
少しでも環境保護に役立てれば。。
ナチュラルテイストに溢れたエントランスです。
※10月20日に伺ってきました!
日本全国から届く洋服(靴や鞄といった革製品も)は、
入荷次第データ管理するために、入荷日やお名前など、その全てが登録されます。
また、水洗い後の縮みをなくす(戻す)ために、寸法も測られます。
水洗いに入る前に、ポケットなど型崩れが著しい部分には躾けがかけられます。
1年前、この工程はありませんでしたが、
あるお客様のクレームが、この工程を入れるキッカケに。
「ナチュラルクリーンの成長は、お客様の声を大切にする事です!」
確かに、、1年前に伺った時より、工程が細分化され(追加され)ていましたね。
僕が着ていったジャケットを実際に洗わせて頂く事に!(笑)
ポケットに躾をかける事で、以前のように、洗濯袋に入れることなく、直接放り込み、
中田代表曰く、「この方が綺麗になるやん!♪」と。
今までだと、キューティクルが痛んで縮みが起きやすかったからだそうですが、
より水が進化したことでネットに入れなくても、
ポケットなどに躾をかける程度で、そのまま洗えるようになったとか。
冗談っぽく、「この方が綺麗になるやん!」って言われたので、
てっきり僕の私物だから、、みたいなノリかと(汗。。
ちゃんとした根拠があっての事で、
焦って損しました(笑。
洗いも、グルグル回すのではなく、
特別なプログラムによって、3段階で汚れを落とします。
お風呂上りの石鹸の匂いがします(笑♪
先ずは裏返した状態で、立体プレス機にかけて皺を伸ばします。
以前、コメント欄でやり取りしたように、如何に濡れた状態の時に復元するか、
それが水洗いの際、とても大切な意味をなすそうです。
確かに、自宅でシャツのアイロンを掛ける時にも同じ事が言える事を実感しています。
ロッキーのテーマソングを流し、ノリノリで現場に入られる中田代表!
部分的に、ハンドでプレス機の効果を補ってゆきます。
生地別の加工剤を吹きます。
これはドライクリーニングでも使いますが、
従来型の工程は、ウールでもモヘアでもカシミアでも麻でも、、
同じ溶材を使うのですが、それが仕上がり時の風合の違いの原因となります。
それは水洗いだと、なおさら顕著に現れますので、この見極めはとても大切になります。
言い添えますが、僕は何度も生地を織る現場を見に行っていますが、
どの生地も織り上がってからの整理工程が大切となり、いわば女性で言う化粧にあたります。
生地(女性)にとっての整理(化粧)は、とても大切で、
整理次第で、生地の表情(仕上がり)は、如何様にも変わります。
この辺りの違いを実感して頂くには、現物を見ながらすると面白いですよ
話がそれるので、それはご来店の方々への特典と云う事で!(笑←やらしっ!爆)
画像がコロコロ変わって、ごめんなさい。
またまた僕のジャケットですが、加工剤を入れ、及川さんに作業を代わって頂きました。
自分でやってみたのですが、簡単そうで、思ったように出来ません。
全く関係ありませんが、及川さんのポロシャツ、
僕の大好きなバーバリアンでした。
フレンチブルーが綺麗!
前夜に急に決まって同行のKちゃん、これまた自前のマッキントッシュで奮闘中です。
ある程度までシルエットが復元し、皺がとれれば、静止乾燥工程に入ります。
この工程も従来型では、一般的にタンブラー乾燥といって、
衣類を回転させながら乾燥するので、洋服の伸縮や風合いの変化を起こす可能性があります。
これまでの工程でも、かなり完成形に近づいているのですが、
ここからさらに、アパレル工場並みのプレス設備によって形成してゆきます。
この工程も、従来型のクリーニングでは一般的にシワを伸ばすだけにとどまるので、
平面的にぺッチャンコに仕上がり、せっかくのシルエットが崩れます。
もとから平面的で薄っぺらい洋服ならそれでもいいですが、
立体的に仕立てられた洋服となると、トホホです。
大切な部分はハンドで仕上げてゆきます。
この工程の有無で、かなり着心地を左右しますから。。
最終工程が完了して、検査工程があるのですが、
素人目に見て分からないような、わずかなシミやプレス不良が容赦なく返ってきます。
こんな程度でプレス不良って言ってたら、普通のクリーニングだとどうなるの?
そんなレベルで返ってくるから、たまに現場同士でひと悶着(笑。
画像は特殊染み抜きの工程を受け持つ山田会長です。
見ても気付かない、言われても分からないような、
そんなレベルでも、チェックに引っかかって容赦なく戻されてきます。
Kちゃんの、もう1着のマッキントッシュも、
彼の中では納得でしたが、最初の段階まで押し戻されました。
超音波で強力にコビリ付いた汚れを浮かばせるのですが、流石のKちゃんも泣きが、、
いや、超音波で洗剤が飛び散ってきての男泣き?かもしれません(笑。
暑い環境の中、大変な作業が続くのですが、
今回初めて自分でやらせてもらい、最初は楽しかった作業も、
最後の方は技術者の方に素直に、「お願いします!」って言いたくなりました。
今回は丸一日、お世話になりました。
色々と書きたい事が、山ほど沢山あるのですが、
特に印象的だったのは、「工房の中を見て貰えて嬉しい。」
「それは、ウチから出てゆく洋服を見るのではなく、どうしてそんな服になって出てゆくのか、、」
「その回答こそ、現場にある訳だから、現場を見てもらいたいのです。。」
今回も、貴重なお時間を惜しみなく頂き、ありがとうございます。
スーツを販売する立場として、この経験を生かして、
少しでも長く洋服を着続けてもらうことで、
少しでも環境保護に役立てれば。。
昨日お伝えした、、コラムの移行について、
その中でも今日は、2001年11月8日に書いた〝お手入れについて〟です。
当時、僕は、『ナチュラルクリーン』の存在を知りませんでしたので、
それまで何度も失敗を繰り返しながら、せっせと自分で水洗いをしていました。
今ではナチュラルクリーンさんに依頼していますが、
そんな時代があったからこそ、失敗を繰り返してきたからこそ、
水洗いとドライクリーニングの長所と短所は理解した上でお願いできています。
このコラムは7年近く前に書きましたが、
改めて読んでみて、大筋は間違ってなくて安心しました。
その中でも今日は、2001年11月8日に書いた〝お手入れについて〟です。
当時、僕は、『ナチュラルクリーン』の存在を知りませんでしたので、
それまで何度も失敗を繰り返しながら、せっせと自分で水洗いをしていました。
今ではナチュラルクリーンさんに依頼していますが、
そんな時代があったからこそ、失敗を繰り返してきたからこそ、
水洗いとドライクリーニングの長所と短所は理解した上でお願いできています。
このコラムは7年近く前に書きましたが、
改めて読んでみて、大筋は間違ってなくて安心しました。